問題を解決するために行動をおこしたり実施をして、それがおわったら、今度はそれをふりかえって検証・評価をするようにします。

検証・評価では、計画で期待されたことにてらし、行動や実施がどれほどそれをみたしたかを検定するわけです。
 
計画どおりにすべてうまくいった。ほぼうまくいった。半分ぐらいできた。すこししかできなかった。失敗したなど、この段階では評価という観点が入っていきます。
 
ここでの評価は、人間を評価したり、おこなった仕事の部分をとりだしたり、賞罰をあたえたりするためのものではなく、一仕事の全体をふりかえって、一仕事の全体に対する評価をすることが重要です 。

このような検証・評価によって問題解決の全過程が一仕事になり、また問題解決に決着をつけることができます。


▼ 参考文献
川喜田二郎著『KJ法 渾沌をして語らしめる』中央公論社、1986年
川喜田二郎著作集 (第5巻) KJ法―渾沌をして語らしめる