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東京都薬用植物園の温室
ステレオ写真をつかって立体視が成立したら、今度は目を閉じてその立体映像をイメージしてみます。自分の内的空間も立体的になるように訓練します。

下の写真はいずれも平行法で立体視ができます。東京都薬用植物園(注1)の温室で撮影しました。

立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -  >>

これらのステレオ写真をつかって立体視をするときには、植物の映像がすみずみまで立体的に見えるように努力してみてください。

そして今度はいったん目を閉じて、いま見た立体映像をできるだけリアルにおもいだしてみます(イメージしてみます)。どれだけ立体的にイメージできるでしょうか。自分の内的空間も立体的(3次元)になるようにイメージ訓練をすすめるとよいでしょう(注2)。



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トウワタ(ガガイモ科)
有毒植物です。トコン(吐根)の代用としてつかわれました。トコンの根は生薬としてつかわれました。
 


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グロッバウィニティー(ショウガ科)
「シャムの舞姫」ともよばれます。苞は赤紫色、花は黄色で、全体的に下垂しています。



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ツンベルギア・フォーゲリアナ(キツネノマゴ科)
熱帯アフリカ原産です。



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ヒョウタンウツボカズラ(ウツボカズラ科)
ウツボカズラは食虫植物の代表的な一種です。熱帯地方に自生しています。ヒョウタンウツボカズラは交配種です。



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クミスクチン(シソ科)
クミスクチン茶ををいれて飲みます。日本ではおもに沖縄で愛飲されており、「ウコン」「グァバ」に並んで三大薬草茶とよばれています。




東京都薬用植物園には、約1600種類の薬用植物や有用植物・有毒植物が植栽されています。温室もあります。一般市民むけの薬草教室も随時開催されています。 この植物園にきて、役にたつかどうかという観点から植物をとらえなおしてみるのもおもしろいとおもいます。


▼ 注1
東京都薬用植物園



▼ 注2
立体視とイメージングは、インプットとプロセシングの能力をたかめる訓練になります。

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