富士山はいずれかならず噴火します。噴火したら降灰に注意しなければなりません。

東海・東南海・南海の大地震がこれからおこるだろうということは多くの人々がすでに知っていますが、富士山の大噴火もおこることはあまり知られていないかもしれません。富士山はすでに「噴火準備」段階に入っています。いつ噴火してもおかしくありません。

富士山が大噴火すると大量の火山灰が空から降ってきます。この灰を吸い込まないように、目に入れないようにしてください。火山灰はこまかいガラス片です。吸い込むと肺機能に障害がでます。目に入れると角膜に傷がつきます。火山灰に関するただしい知識をあらかじめ身につけ、厳重に警戒しなければなりません。

鎌田浩毅・高世えり子著『もし富士山が噴火したら』(東洋経済新報社)は、富士山が噴火したときどういうことがおこるのか、その際、どのように対応したらよいのかをマンガをつかってわかりやすく解説しています。本書をみて、富士山噴火について知り、みずからの力で自分の身をまもってください。


目 次
1 もし東京出張中に富士山が噴火したら
2 もし富士登山中に噴火がはじまったら
3 もっと知りたい、富士山と噴火の基礎知識


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富士山の噴火当日は首都圏も大混乱になります。第一に注意すべきは火山灰です。火山灰は風向きによって降る場所が変わります。気象情報をみてください。家やオフィスのなかなどに火山灰をいれないようにする対策も必要です。できれば外出はしない方がよいです。車の運転には細心の注意をはらってください。電気系統は火山灰によわいため停電にもそなえてください。また降灰により飛行機は運行できなくなります。

富士山はれっきとした活火山です。活火山とは、過去1万年間に噴火した記録をもつ火山のことです。富士山は100年に1回くらいこれまでに噴火してきましたが、最近300年間は小休止しているので、地下にはマグマがたまっています。したがって「噴火スタンバイ」状態であり、ちかい将来かならず噴火します。

内閣府の試算によると、富士山が大噴火したときの被害予想額は2兆5000億円になります。日本経済が大きくかたむくだけでなく、日本発の経済恐慌になるかもしれません。

これら以外に本書には、火山災害とその備えに関する有用な解説や参考文献もでていますので、富士山が噴火する前に是非みておくべき一冊といえるでしょう。



▼ 引用文献
鎌田浩毅・高世えり子著『もし富士山が噴火したら』東洋経済新報社、2012年1月5日 
もし富士山が噴火したら

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