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図1 サンシャイン水族館の構造(フロアーマップ)
(公式ホームページより引用)

水族館の展示を見るときには、構造的情報と点的情報の両方をみるようにすると、意識の内面への情報のインプットが急速にすすみます。

写真はいずれも平行法で立体視ができます。
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ピラルク
体長3m以上になる世界最大の淡水魚の一つです。南米のアマゾン川流域に分布し、沼地や川の流れのゆるい所に生息します。進化において1億年間ほとんど姿が変わっていないとされ、生きている化石ともいわれます。



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こんにちは パールム です
サメみたいですがナマズです。東南アジアの大きな河にいます。魚や甲殻類など、大小にかかわらず口に入るものは何でも食べます。現地では重要な食用魚です。



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ケープペンギン
南アフリカからナミビア沿岸にかけて生息する温帯性のペンギンです。岩場の隙間やブッシュの根元、地面に穴をほるなどして巣をつくり、抱卵や子育てを夫婦が交代でおこないます。



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 モモイロペリカン
ヨーロッパ南部から西アジア、アフリカ、インドなどの川や湖に生息しています。餌の魚をつかまえるときは群れで協力し、浅瀬においこみ、逃げられなくなったところをのど袋で水ごとすくいとり、余分な水はクチバシの端からすてて、魚だけを丸のみにします。




サンシャイン水族館は、1階は「大海の旅」、2階は「水辺の旅」、マリンガーデンは「天空の旅」という構造になっています(図1)。このような水族館の全体的な構造自体がひとつの大きな情報です。これは「構造的情報」といってよいでしょう。

そしてこの構造のなかに、それぞれの生物が位置づけられて展示されています。生物は構造のなかにある要素です。要素は、「構造的情報」に対して「点的情報」とよぶことができるでしょう。大局的にとらえると情報には、構造的情報と点的情報の二種類があります。

このように要素があつまって水族館は構造をつくりなりたっています。点的情報があつまって構造的情報を構成しています。

したがって水族館では、点的情報(要素)が構造情報(建物)のなかのどこに存在するか、その位置(場所)が重要です。よくできた水族館ほど点的情報の空間配置に工夫をこらしています。

水族館などにでかけて展示を見るときには、構造と要素、構造的情報と点的情報の両方をみるようにし、点的情報の空間配置をとらえるようにするとよいでしょう。このようなことをちょっと意識するだけで、意識の内面への情報のインプットは格段にすすむとおもいます。


▼ サンシャイン水族館
公式サイト

サンシャイン水族館は、サンシャインシティのワールドインポートマートビルの屋上にあります。
サンシャインシティへのアクセス
サンシャインシティ 館内の案内




▼ 記事リンク
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