睡眠は、記憶を定着させ想起できるようにしたり、ひらめきや やる気を生みだします。

菅原洋平監修『やる気がでる! 超睡眠法』(宝島社)は、やる気がおきて仕事がどんどんはかどる睡眠の方法をイラストと図解をつかってわかりやすく解説しています。ハードワークをのりきるためにも役立ちます。
 
目次
第1章 ピークシフトで脳をマネジメントする
第2章 こんなときに使えるピークシフト
第3章 逆効果の「脳の休ませ方」
第4章 「やる気が起きない」警告サインを知る

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本書では、やる気や記憶などが睡眠でコントロールできるとのべています。

やる気、集中力、記憶力は、すべて睡眠のリズムで
コントロールできます。
そのためには、脳がもっとも働く
眠りはじめの3時間を、
いかに充実させるかが勝負です。
入眠から3時間は、脳内では情報の整理や
神経、筋肉、肌の再生が行われます。


物事を記憶するときは、起きているあいだに情報が脳にとどけられるとまずは海馬でおぼえます。しかしこのままではすぐにわすれてしまい記憶が定着しません。そこで海馬から大脳に記憶をうつす作業がおこなわれます。これが睡眠中におこなわれるのです。

また睡眠の質がよいと神経をつなぐ通り道が太くなり、情報をスムーズにひきだしやすくなります。つまり想起しやすくなります。今までむすばれていなかった神経同士がくっつくことで、あらたな発想が生まれることもあります。これがいわゆる「ひらめき」であり、ひらめきが好調だと仕事もうまくいき、やる気がわいてきます。

このように脳の情報処理を睡眠はすすめ、結果としてやる気がでてくるという仕組みがあるのです。

自分の睡眠を再点検して快眠をえるために本書の方法が参考になります。


▼ 引用文献
菅原洋平監修『やる気がでる! 超睡眠法』(別冊宝島)宝島社、2013年6月14日
やる気がでる! 超睡眠法 (別冊宝島 2022)

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