日本語の作文技術を練習するためには本多勝一著『〈新版〉日本語の作文技術』をまずは読んで、『実戦・日本語の作文技術』をつかって復習をしてみるとよいでしょう。

本多勝一著『日本語の作文技術』には以下のように多数の版があります。

1976年:単行本『日本語の作文技術』 (朝日新聞社)
1982年:朝日文庫版『日本語の作文技術』(朝日新聞社)
1994年:朝日文庫版『実戦・日本語の作文技術』(朝日新聞社)


1996年:本多勝一集第19巻『日本語の作文技術』 (朝日新聞社)(注1)
2004年:朝日選書版『中学生からの作文技術』 (朝日新聞社)
2005年:単行本『新装版 日本語の作文技術』 (講談社)
2015年12月:朝日文庫版『〈新版〉日本語の作文技術』(朝日新聞出版)(注2)



『日本語の作文技術』にはこのように多数の版があり、版があたらしくなるたびに一部が修正されています。しかし内容そのものはすべておなじですので2015年12月の最新版をまずは読んで練習してみればよいでしょう。

ただし1994年の朝日文庫版『実戦・日本語の作文技術』は、ほかの『日本語の作文技術』とは別に編集されたものですので、復習のためにあるいは応用・実践のためにあわせて活用するとよいでしょう。


▼ 注1
『本多勝一集 第19巻 日本語の作文技術』は、『日本語の作文技術』と『実践・日本語の作文技術』ほかを収録していますがこれらをそのまま収録・配列したのではなく、『実戦・日本語の作文技術』を解体して『日本語の作文技術』の関係各章に分配して全体を再統一・再体系化しています。したがって一見すると別の本のようにも見えます。興味のある方はご覧ください。

▼ 注2
新版(2015年12月)では、旧版(1982年)の第10章「作文『技術』の次に」と付録「メモから原稿まで」は削除されています。これらに興味のある方は旧版もご覧ください。

・第10章「作文『技術』の次に」
 1 書き出しをどうするか
 2 具体的なことを
 3 原稿の長さと密度
 4 取材の態度と確認
・付録「メモから原稿まで」


▼ 関連記事
本多勝一著『日本語の作文技術』をつかいこなす - まとめ -

日本語をつかってアウトプットする - 本多勝一著『〈新版〉日本語の作文技術』-
言語をつかってメッセージを確認し伝える - 作文によるアウトプット -