津波の危険を感じたら、指示を待つのではなく、想定にはとらわれずに少しでも安全なところにみずから主体的に避難するようにします。自分の命は各自が自分でまもらなければなりません。
これまでに本ブログで記述した津波災害に関する記事の要点をまとめ、またリンクをはりました。津波から身をまもるための参考にしてください。
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大津波は日本列島をくりかえしおそってきます。大津波の歴史記録から教訓をまなび、未来の防災にいかしていかなければなりません。
(1)想定にとらわれるな!
そして自分の命は自分で守らなければなりません。
東北地方には「津波てんでんこ」という教えがあります。「津波の時は家族のことを気にせず、てんでんばらばらに逃げろ」という教えです。危険を感じたら自分自身の判断ですぐに逃げます。指示をまっていてはいけません。誰もがみずから主体的に行動するということです。
なお地震の揺れが小さくても大津波が襲来することがあります。このような地震を「津波地震」といいます。また津波が襲来する前に海水が引くのではなく、いきなり押してくることもあります。引き波があるかどうか海岸に確認しに行ってはいけません。
東日本大震災により、過去のデータから未来の津波を予測することには限界があることがあきらかになりました。過去のデータに依存しているとまちがいます。マニュアルにそったワンパターンの行動では予想外の事態には対応できません。
大津波が発生したら とにかくすぐに避難です。避難の3原則は次のとおりです。
(1)想定にとらわれるな!
(2)最善をつくせ!
(3)率先避難者になれ!
そして自分の命は自分で守らなければなりません。
東北地方には「津波てんでんこ」という教えがあります。「津波の時は家族のことを気にせず、てんでんばらばらに逃げろ」という教えです。危険を感じたら自分自身の判断ですぐに逃げます。指示をまっていてはいけません。誰もがみずから主体的に行動するということです。
なお地震の揺れが小さくても大津波が襲来することがあります。このような地震を「津波地震」といいます。また津波が襲来する前に海水が引くのではなく、いきなり押してくることもあります。引き波があるかどうか海岸に確認しに行ってはいけません。
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津波の危険を感じたら、マニュアルや想定にはとらわれないで、すこしでもはやくすこしでも安全なところへみずから率先して避難しなければなりません。
東日本大震災では、「釜石の奇跡」と「大川の悲劇」が生じました。集団に依存するのではなく、ひとりひとりに主体性が必要なことをこれらの教訓はしめしています。主体性が必要な時代への転換がはじまりました。
なお東日本大震災後にはじまった「森の長城」プロジェクトは、これからの津波防災と環境保全とを両立させる活動として注目に値します。
▼ 記事リンク
大津波の記録から教訓をまなぶ - 伊藤和明著『日本の津波災害』-
津波警報がでたらすぐに高台に避難する - 金森博雄著『巨大地震の科学と防災』(3)-
自分の命は自分でまもる -『3.11が教えてくれた防災の本(1)地震』-
大地震と大津波にそなえる - 3.11の教訓をいかして -
危ないと感じたら自分の判断ですぐに逃げる - 山村武彦著『新・人は皆「自分だけは死なない」と思っている』-
想定やマニュアルにとられず、より安全な場所にすぐに避難する -『釜石の奇跡 どんな防災教育が子どもの“いのち”を救えるのか?』(1)-
「津波てんでんこ」と 避難三原則を実践する -『釜石の奇跡 どんな防災教育が子どもの“いのち”を救えるのか?』(2)-
東日本大震災の教訓をいかして自分の命は自分でまもる -『釜石の奇跡 どんな防災教育が子どもの“いのち”を救えるのか?』(3)-
津波の危険を感じたら「率先避難者」にみずからなる -『3.11が教えてくれた防災の本(2) 津波』-
主体性が必要な時代への転換がはじまった -「釜石の奇跡」と「大川の悲劇」をふまえて -
防災と環境保全を両立させる -「森の長城」プロジェクト -