日本列島でくらしているかぎり大地震はくりかえしやってきます。地震予知はできないので、大地震がいつきてもよいように自宅を補強したり、火災を出さないなどの対策が必要です。海沿いの人は高台への避難訓練をくりかえしおこなうようにします。

これまでに本ブログで記述した地震および地震災害に関する記事の要点をまとめ、またリンクをはりました。地震災害から身をまもるための参考にしてください。

プレートテクトニクスがはたらいているかぎり日本列島ではくりかえし巨大地震がおこります。
 
大地震はいつどこでおこるかわかりません。どのような場所にいても状況に応じて身をまもれるようにあらかじめ準備しておく必要があります。たとえば倒壊しないように自宅を補強する、火災を出さないようにする、海沿いの人は高台に避難するといったことです。避難場所も決めておく必要があります。自分の命は自分でまもらなければなりません。

建築物に対策を講じることは特に重要です。マンションでも地震防災にとりくむ必要があります。火災予防のためには停電になったら自宅のブレーカーをおとします。日本未来館では天井が仮に落ちても安全という設計をとりいれました。

過去の地震災害を知ってそこから教訓をまなび、くりかえされる災害に対応するための心構えや方法を身につけることも大切です。

そのためには自分たちがくらしている地域について防災の観点からしらべなおしてみるのがよいです。地域の特性をよくしらべ、そこでおこりうる災害を予想して地震災害にそなえます。地形図を読む技術を習得することは地域防災のために身近な地形を認識し、3D空間をイメージするためにとても役立ちます。大地震がおきたらどうなるか想像してみます


大地震や大津波や洪水・土石流・火山噴火などをみていると自然には飛躍があることがわかります。この飛躍が人知をこえていて恐ろしいのです。

地震には飛躍とゆらぎがあるためにその発生の予知はできません。時空の座標系において未来の1点を数学的に決定できない以上、予知はできないということを認識することが重要です。確率はいえても予知はできないのです。そろそろおこりそうだとはいえますが、それは明日なのか1年後なのか30年後なのかわかりません。

また地震は、震源よりも震源域として面的にとらえた方が理解がすすみます。点から面へさらに立体へとイメージをふくらませてみるとよいです。したがって本震にひきつづいて余震や兄弟地震がかならずやってきます。これらにも警戒しなければなりません。
 
地震にともなう津波では、揺れは小さくても大きな津波がおこることがよくあるので注意が必要です。津波警報がでたらすぐに高台に避難するようにします。


避難場所をきめておく - 大木聖子著『家族で学ぶ 地震防災はじめの一歩』-
具体的な防災アクションをすぐにおこす -『東京防災』-

余震と兄弟地震にもそなえる - 金森博雄著『巨大地震の科学と防災』(2)-
津波警報がでたらすぐに高台に避難する - 金森博雄著『巨大地震の科学と防災』(3)-
自然現象には“ゆらぎ”があることを知る - 金森博雄著『巨大地震の科学と防災』(4)-
地震発生の確率にかかわらず備えておく - 金森博雄著『巨大地震の科学と防災』(5)-
地震を、点的にではなく面的にとらえる - 金森博雄著『巨大地震の科学と防災』(6)-

建築物に震災対策を講じる -『新しい防災設計』-
「仮に落ちても安全」という設計思想に転換した - 日本未来館の膜天井 -
マンションで地震防災にとりくむ -『マンション・地震に備えた暮らし方』-
災害で停電になったら自宅のブレーカーをおとす -『45分でわかる!  あなたの都市に地震がきたらどうしますか?』-

歴史災害・被災体験から教訓をまなぶ -『歴史災害を防災教育に生かす - 1945三河地震 -』
自分の命は自分でまもる -『3.11が教えてくれた防災の本(1)地震』-
大地震と大津波にそなえる - 3.11の教訓をいかして -
地震災害から命をまもる - 川手・平田著『自然災害からいのちを守る科学』(1)-

防災のために、自分たちがくらしている地域についてしらべる - 牛山素行著『防災に役立つ 地域の調べ方講座』-
地形図を読む - 山岡光治著『地形図を読む技術』-
身近な地形を認識する