テキスト(言語)をつかって記述している本を見るときにもイメージ訓練ができます。


情報処理能力とくにプロセシング能力を高めるためにはイメージ訓練が有効です。イメージ訓練をするためには写真集がとても役立ちます。

しかしテキスト(言語)をつかって記述している書籍でもイメージ訓練ができます。本のページを "写真" とみなして、風景写真を見るときとおなじようにページを見ていけばよいのです。

本の見開き2ページを見るときに、デジタルカメラでうつしとるようにイメージ(画像)として意識(心)のなかにページをインプットし記銘するようにします。

フレームに注目したり、見出しやキーワードの空間的な位置や色をしっかり見るとよいでしょう。


48のコピー
例1


例1のページでは、左側に大きなフレームがあり、右側の上下に小さなフレームがあります。見出しは3ヶ所に配置されています。キーワードは赤色と黒色があります。

キーワード・地図・写真などの位置をおぼえるようにします。この本はカラーですのでこうしたことがやりやすいです。イメージ訓練がやりやすい本をさがすことも重要です。




そして今度は、いったん目を閉じてそのページをイメージとしておもいだします。見出しやキーワードもそれらの位置や色とともにイメージとしておもいだすようにします。

つぎにイメージをおもいうかべて(本は見ないで)キーワードを書き出してみます。書きだす(アウトプットする)ときには言葉にします。

インプットとプロセシングではイメージをつかい、アウトプットでは言語をつかうというのが基本的なやり方です。

このような訓練をした上で、自分にとって重要な本についてはじっくり読んでいけばよいでしょう。


▼ 引用文献