沖縄・海洋博公園には、熱帯ドリームセンターとは別に熱帯・亜熱帯都市緑化植物園(注1)があります。こちらはやや地味ですが、野外をあるきながら熱帯・亜熱帯の世界を堪能することができます。
園内には、耐潮風植物ヤシ類見本区、立体花壇、トロピカルガーデン、生け垣・つる植物見本区、ハーブ見本区、チョウの食草園などがあり、熱帯・亜熱帯植物の多様性を実感することができます。
耐潮風植物ヤシ類見本区
ヤエヤマヤシ、ユスラヤシ、マニラヤシなどの耐潮風のつよいヤシ類を植栽展示しています。世界には、ヤシ類が200属2600種あるといわれています。この見本区では、うつくしい樹形をもつ熱帯性ヤシがそれぞれの特徴をみせています。 ハーブ見本区
ハーブ(Harb)とは人間の生活に役立つ植物の総称です。種類やその使用法はさまざまであり、この見本区では、料理やお茶やポプリ(注2)などにおもに利用されるセージやバジル、ミント類をはじめ、料理や薬草として沖縄でつかわれるボタンボウフウやリュウキュウヨモギなどを植栽展示しています。
ラベンダーセージ(平行法で立体視ができます、注3)
セージとは地中海沿岸原産のハーブの一種です。シソ科の多年草で、古代ギリシア・ローマ時代から薬草・香辛料として利用されてきました。「ラベンダーセージ」は、花の形がラベンダーに似ているのでこのようによばれます。高さは1、2メートルほどになり、あざやかな青紫色の花をさかせます。
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海洋博公園の熱帯ドリームセンターは温室が中心になった展示であるのに対し、こちらの熱帯・亜熱帯都市緑化植物園は屋外での植栽展示になっていますので、野外をあるきながらさまざまな植物に出会うことができます。沖縄の気候を体感しながらゆっくり散策をしてみるとよいでしょう。
わたしは今回は時間がなくて、熱帯・亜熱帯都市緑化植物園はあまり見られませんでしたので、次回おとずれたときにはじっくり観察してみたいとおもっています。
▼ 注1
熱帯・亜熱帯都市緑化植物園
※ 沖縄・海洋博公園へは、那覇空港でレンタカーをかりるか、あるいは「やんばる急行バス」でいくのが便利です。
やんばる急行バス
▼ 注2:ポプリ
▼ 注3
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -
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モデルをつかって気候帯をとらえる -『気候帯でみる! 自然環境〈1〉熱帯』(少年写真新聞社)-
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▼ 注1
熱帯・亜熱帯都市緑化植物園
※ 沖縄・海洋博公園へは、那覇空港でレンタカーをかりるか、あるいは「やんばる急行バス」でいくのが便利です。
やんばる急行バス
▼ 注2:ポプリ
香りのよい花葉樹皮香料などをとりあわせて瓶や壺などに入れたもの。
▼ 注3
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -
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