東京・池袋のサンシャイン水族館で「へんないきもの展2」が開催されています。地球上には見慣れない「へんないきも」がいることがよくわかります。

下の写真はいずれも並行法(パラレル法)で立体視ができます。


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ナガクビガメ
首が長いカメ。首を収納するときには胴体に首をまきつける。
長い首で、獲物をとるときに射程距離を大幅にのばした。



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オニダルマオコゼ
オニダルマオコゼは小魚がとおりかかると電光石火で丸呑みにする。
待ち伏せタイプの狩猟者だ。背びれのトゲには猛毒がある。 



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ハルカゼヤシガイ
この貝からは、「メロパール」という非常にめずらしい真珠がまれにとれる。 



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ミミックオクトパス
ほかの生物の「形態模写」をするタコだ。あるときはヒトデ、
あるときはイソギンチャクなどさまざまな生物に化けることができる。
モノマネのレパートリーは40種以上あるという。 



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カンディル
カンディルは、アマゾンなど南米の川にいるナマズ。
川に入って生きた動物の肛門などから体内に侵入、
肉を食いやぶるというからおそろしい。
ここで展示しているカンディルは穴がなくとも皮膚を食いやぶってくる。 




生物の世界は実に多様です。「へんないきもの」をみていると普段とはちがう気分になったり、自分にとって意外な反応が生じたりしてとてもおもしろいです。意外性は多様性の容認につながってきます。多様性を容認できることは自分の世界をひろげることになります。意外な体験を本展で是非してみてください。

なお展示会場は、サンシャイン水族館そのものの中ではなく、サンシャイン水族館入口の向かい側にある特別展示室ですのでまちがえないようにしてください。

会場はかなり混んでいるので、サンシャイン水族館とセットでみる場合は特別展を先にみた方がよいです。


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立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -

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▼ へんないきもの展2(2016年2月14日まで)
特設サイト

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