海外旅行では、クレジットカードとともに海外プリペイドカードをつかうと便利です。海外プリペイドカードとしてはキャッシュパスポートをおすすめします。
 
キャッシュパスポート >>


■ 7つの通貨が1枚のカードでつかえる

最近、キャッシュパスポートはマルチカレンシーカードに移行して一層つかいやすくなりました。マルチカレンシーカードとは、1枚のカードにいくつもの通貨をチャージできるカードです。複数の国に渡航する場合でも1枚のカードをつかいまわせるのでとても便利です。

たとえば指定され口座に円を入金すると米ドルに両替されて米ドルがチャージされます。あるいは別の指定された口座に円を入金するとユーロに両替されてユーロをチャージしておくこともできます。日本円・米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドルの7つの通貨がつかえます。


■ 円高のときに入金する

キャッシュパスポートの特徴は入金したときのレートが適用されることです。つまり、その通貨のレートのよいときを見計らって入金・両替して貯めておけるのです。これは大きなメリットです。たとえば円高ドル安になったときに、円で入金してドルに両替してドルを貯めておくことができます。〈円高のときに入金〉これが賢い使い方です。

円をそのままチャージしておくこともできます。その場合は、外国の現地で現地通貨を引き出すときに現地通貨に両替され、そのときのレートが適用されます。

インターネットにアクセスできればインターネットバンキングを利用してどこからでも入金・チャージすることができます。
 



■ ATM で現地通貨を引き出す
キャッシュパスポートをつかえば、Master Card のマークのある ATM ならどこでも現地通貨が引き出せます。銀行や両替所をさがしてならんだりする必要はありません。キャッシュカードを日本でつかうのとおなじくらいの手軽さで 現地通貨が引き出せます。外国での機械の操作はわたしも最初は不安でしたがやってみたら簡単でした。日本語表示ができる ATM もふえています。開発途上国でも観光地には ATM が今では大抵あります(注)。 

これで高額な現金を持ちあるかなくてすみます。〈手元には必要なお金だけを持つ〉これは海外旅行の鉄則です。カードを万が一ぬすまれた場合でも被害を最小限にくいとめることができます。


■ 入金した範囲でつかう
あらかじめ入金した金額の範囲内でしかつかえないためつかいすぎの心配がありません。この点はクレジットカードとはちがいます。キャッシュパスポートの管理画面(マイページ)では、残高表示が外貨なので現地であといくらつかえるかをすぐに把握できます。

オプショナルツアーに現地で参加するなどの高額な支払いが必要になった場合にはクレジットカードをつかえばよいでしょう。


■ ショッピングにもつかえる
世界210以上の国や地域にある MasterCard 加盟店でもクレジットカードのようにつかえます。


■ スペアカードもあるので安心

スペアカードがあるのも安心です。万が一カードを紛失しても、不正利用を止めたうえでスペアカードをつかいつづけることができます。本カードとスペアカードとではカード番号と暗証番号がちがいますのであらかじめ注意してください。


■ 家族が入金することもできる

事前に委任状の登録をすませておけば、日本にいるご家族から現地にいるあなたのカードにチャージすることもできます。銀行からの海外送金にくらべてはるかに簡単です。現金が必要になった際やまとまったお金が必要なときも安心です。海外留学のためにも便利です。


トラベラーズチェックが発行されなくなったこともあり、キャッシュパスポートは海外旅行に必須のアイテムといってもよいでしょう。






▼ 注
開発途上国などでは、あらかじめチャージしておいた円がその日のレートで現地通貨に両替されて ATM からでてきます。