〈1.概観 → 2.行動 → 3.回想〉という3段階をふむことにより、旅行は3回たのしむことができます。


1.世界を概観し旅を構想する
 
たとえば『はじめて学ぶ世界遺産100』(マイナビ)という本をつかって全世界の主要な世界遺産をまずは概観してみます。世界遺産は観光地としても重要であり旅行先の候補地になりえます。この本は、世界遺産検定の公式テキストだけあって情報が正確かつ緻密であり、とても参考になります(注1)。

世界遺産を概観したら旅行先を決めます。世界を概観あるいは地球を大観してから特定の地域を選択するというのがポイントです。また見たいこと聞きたいこと調べたいことなどをおもいついたら箇条書きで書き出しておきます。



2.旅の日程をくみ行動する
 
旅の行き先を決めたら、旅の日程をくみ、同時に航空券やホテルなどの手配をします。

この段階では、行き先の地域の『地球の歩き方』が役立つでしょう。『はじめて学ぶ世界遺産100』は旅行ガイドブックではないので、アクセス方法やホテル、グルメ情報などはでていません。『地球の歩き方』はできれば電子書籍版を購入して現地に持っていくとよいです。
 
『地球の歩き方』 >>

あとは現地に行って旅そのものをたのしみます。移動・行動しながら、気がついたことはメモをとっておくとよいです。スケッチをしたり写真撮影もします。



3.旅を回想して旅行記を書く
 
旅行からかえってきたら旅を回想しながらとりまとめをおこないます(注2)。具体的には旅行記を書き、写真とともにブログやフェイスブックや旅行サイトなどにアップするようにします。旅の感想とともに、旅先の風土や物・人・文化・歴史などなどにも意識をくばります。『世界遺産100』の全体的状況のなかで、どのような価値や存在意義をその地域はもっていたでしょうか。




以上のような3段階をふむことによって、旅行は3回たのしめます(図1)。第1段階では概観し大局を見ます。第2段階ではローカルに行動します。第3段階では回想し旅行記を書きます。

151222 旅行
図1 旅は3回たのしむ


各段階の内部において、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)がくりかえされることになります。このようにして(1)全体を見て、(2)部分を見ると、(3)今まで以上に全体が見えてきます。

このような3段階は仕事や問題解決のモデルとしてもつかえます。課題をめぐるアプローチの仕方に〈大局→局所→本質〉という変化があることに注目するとよいでしょう(図2)。

151222 大局
図2 問題解決のアプローチ


▼ 注1
世界遺産検定事務局著『はじめて学ぶ世界遺産100』マイナビ、2013年12月21日
はじめて学ぶ世界遺産100 世界遺産検定3級公式テキスト

▼ 中級者むけ
『はじめて学ぶ世界遺産100』ではものたりないと感じる方には下記をおすすめします。こちらには300の世界遺産がでています。
▼ 注2
ひぐちあきら著・朝倉めぐみ絵『旅の記録 楽しい残し方』毎日新聞社、2006年8月10日
旅の記録 楽しい残し方

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旅の体験をアウトプットする - ひぐちあきら著『旅の記録 楽しい残し方』-


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