光をつかった情報処理は、情報処理のなかでもとくに重要な方法だとかんがえられます。

以前、国立科学博物館で「ヒカリ展」が開催され、光の基本についての展示・解説がありました。「光とは何か?」物理学者は光そのものを研究しています。また物理学の本をよむと、光についていろいろなことが書いてあります。
 
一方で、光をつかうという立場もあってよいとおもいます。その場合には、光そのものの物理学よりも、わたしたち人間の目に光が入ってきてから、どのようにそれが処理されるのかが問題になります。脳科学者などが研究をしています。誰の目にも光は入ってきています。その光にのって大量の情報がわたしたちにとどけられ処理されているのです。

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わたしたち人間は、聴覚・味覚・臭覚・皮膚感覚などもつかって情報のインプットをおこなっていますが、光をつかった情報のインプットは情報処理のなかでもとくに重要なルートになっているといえるでしょう。

風景を見たり自然を観察したり、あるいは写真集を見たりステレオ写真で立体視をすることはとても重要なことです。


つぎに問題になるのが文字(言語)です。文字は目で見ただけでもわかりますが黙読や音読もできます。視覚でもとらえられるし聴覚でもとらえられるということです。

しかし文字も、上記の光の情報処理のルートにのせて処理しようというのが速読法とよばれる方法の本質なのでしょう。

聴覚(音を処理するルート)では、時系列(1次元)で順番に情報をとりいれて処理しますが、光をつかうと、3次元空間をフルにつかって大量の情報をまるごと一気にとりいれ処理することが可能になります。光のルートをつつかえば大量の文章も迅速に処理できるというわけです。

風景や自然や写真を見てさまざまなことが認識できるように、文字も文章も見るだけで、あるいは視覚空間の一部として認識できたらどんなに情報処理はすすむでしょうか。