情報処理をすすめるためには、本を読んだら、書き出し(アウトプット)をかならずおこなわなければなりません。
人を、情報処理をする存在としてとらえた場合、情報のインプットの手段として本を読むことが重要であることはあきらかです。高度情報化社会になって情報があふれかえる今日、速読法を習得した人もふえてきています。
しかし今回は速読法ではなく、読書後のアウトプットの必要性について強調しておきたいとおもいます。
速読にせよ通常の読書にせよ、本を読むことは情報を意識(心)の内面にインプットすることです。そして著者のメッセージを理解したり、本の内容を記憶したりイメージしたり、自分なりに考察をくわえたりすることはプロセシングです。さらにプロセシングの結果を書き出すことはアウトプットです。このアウトプットまでおこなってはじめて情報処理は完結します(下図)。

図 本を読んだら、書き出しをおこなう
アウトプットをおこなわないと情報処理は中途半端な状態で放置されることになり、これが一番いけません。心の中で決着がつかないのです。
いそがしければ感想を3行かき出すだけでもよいのです。とにかくアプトプットまでしっかりおこなうことを心がけなければなりません。
なお書き出しをおこなうことを念頭において本を読むとインプットも効果的になります。
なお書き出しをおこなうことを念頭において本を読むとインプットも効果的になります。