グローバリゼーションをまずは概観して、グローバリゼーションをふまえて個々の仕事を実施し、そして検証するという3段階をふんで問題解決をすすめるとよいです。

グローバリゼーションの影響を誰もがさけられない今日、グローバリゼーションを考慮して個々の仕事を誰もがおこなわなければならなくなりました。どのような課題にとりくむにせよどのような事業をするにせよグローバリゼーションをふまえることなく実施できない時代になりました。

たとえばボランティア活動をおこなうにしても、どこで何をすべきなのか、難民支援がいいのか、教育支援がいいのか、経済開発、貧困撲滅、医療、環境保全、公害対策、国際理解・・・、世界情勢をよくみたうえで判断しなければなりません。やみくもにつきすすんだり、何だかよさそうだということだけで行動するのはよくありません(注)。

そしてひと仕事がおわったら自分の仕事がどうであったのかを検証してみるとよいでしょう。行動をふりかえってチェックし反省します。情報処理にエラーはなかったかどうか。その結果にもとづいて今後の計画をたてなおします。

このような検証も、グローバリゼーションを背景にしておこなうことが重要です(下図)。
 

151208 グローバリゼーション
図 グローバリゼーションをふまえた問題解決の3段階モデル


現代はグローバリゼーションの時代です。グローバル化は刻々とすすんでいます。『グローバリゼーション事典』が出版されること自体がグローバル化のいちじるしい進行を物語っています。

『グローバリゼーション事典』などをつかってグローバリゼーションを概観したら、つぎには個々の仕事にそれぞれとりくんでいく、そして検証していくことを心がけるとよいでしょう。
 

▼ 注
開発途上国に人々にお金と物をホイホイとあたえてしまう人をみたことがありますが、そのような人も一旦たちどまって、グローバリゼーションのもとで自分の活動をとらえなおし、検証してみるのがよいでしょう。

▼ 引用文献
アンドリュー・ジョーンズ 著(佐々木てる監訳)『グローバリゼーション事典 地球社会を読み解く手引き』明石書店、2012年11月10日
グローバリゼーション事典

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