情報処理の仕組みを理解すれば、試験勉強や受験勉強をしながらでも情報処理能力を高めることができます。
そもそも試験勉強をするとはどういうことか、情報処理の観点からとらえなおすとどのようになるでしょうか。
勉強の最初の場面はつぎのようなことです。
- 教科書を読む
- 図表や写真を見る
- 教師の説明を聞く、など
これは、自分の意識の内面への情報のインプットにあたります。
つぎにインプットした情報を理解し記憶しなければなりません。記憶とは意識(心)のなかで情報を保持することです。これはプロセシングです。
そしてアウトプットは筆記試験(ペーパーテスト)で解答を書きだすことでおこなっています。資格試験などを受験するときもおなじです。
これが一般的な試験勉強の実態です(図)。


図 勉強も情報処理になっている
筆記試験の会場では教科書やノートを見ることはできません。何も見ないで解答しなければなりません。つまり自分の心のなかに保持された情報をおもいだして書きださなければなりません。この、何も見ないで想起してアウトプットするという過程が非常に重要な訓練になっています。
筆記試験で高得点をとるためには練習問題をあらかじめやっておいたり、模擬試験をうけたりすることがよいことはひろく知られており、それは、ぶっつけ本番で想起してアウトプットするよりも事前に訓練をしておいた方がよいからです。
このように筆記試験はアウトプットの本番であるととらえなおすと、アウトプットの練習は常日頃からやっておいたほうがよいとうことになり、それは情報処理能力を高める訓練にほかなりません。
このように筆記試験はアウトプットの本番であるととらえなおすと、アウトプットの練習は常日頃からやっておいたほうがよいとうことになり、それは情報処理能力を高める訓練にほかなりません。
たとえば黒板やホワイトボードに何かの説明を先生が書いたら、目を一旦とじて、それをイメージとして想起する練習をしてみます。デジタルカメラで黒板をうつしとるように記憶して、そして想起し、書きだす訓練を日頃からしておきます。
このような情報処理の仕組みと方法がわかれば試験勉強や受験勉強も情報処理能力の向上ために活用することができ、その能力はあらゆる分野でそのご応用していくことが可能になります。
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