自分がくらしている地域の身近な地形をしっかり読みとり、自然災害にまきこまれたり落とし穴におちたりしないようにすることが大切です。
地形は、わたしたち人間をとりまく環境のなかのもっとも基本的な要素です(図)。
図 人間と環境のモデル
身近な地形を認識することは環境を効率的に理解することにつながります。どのような地形のうえで生活し、どのような地形をあるいているのか、また地形がおよぼす作用や地形が形成された仕組みを知ることも重要なことです。
地形は、生活や人生の基盤としてふかくかかわっていますが、土木工事をおこなわないかぎり変えることはできません。地形はすでにきまっています。自分がくらしている地域の地形はうけいれるしかありません。それは宿命といってもいいかもしれません。
その地形をみずから読みとり理解し、自然災害にまきこまれたり、あるいは落とし穴におちたりしないようにしていきたいものです。
▼ 参考文献
青木正博・目代邦康・澤田結基著『地形がわかるフィールド図鑑』誠文堂新光社、2009年8月31日
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