ステレオグラムによる立体視「交差法」は、紙の円筒をつかう方法でも補助点をつかう方法でもどちらでもやりやすい方法でとりくめばよいです。

今回は、ステレオグラム「交差法」の第3回としてやや難易度をあげてみたいとおもいます。

図1のステレオグラムを見て「交差法」をつかって立体視にトライしてみてください。紙の円筒をつかうやり方でも補助点(黒点)をつかうやり方でもどちらでもよいです。

ステレオグラムをつかって立体視をする - 交差法(2)-  >>


150928 ステレオグラム 四角錐 交差法


図1 ステレオグラム(注)



いったん立体的に見えたと感じてもすぐにはやめないでしばらくじっと見つめているとさらにくっきりと立体的に見えてきます。小さい正方形がうきあがって見え、台のように立体的に見えたら実験は成功です


図2についても「交差法」でトライしてみてください。紙の円筒をつかう方法でもよいです。補助点(黒点)はありませんが、たとえば階段の2段目の手前の角を補助点としてつかってもよいです。

 
150929 階段 交差法


図2 ステレオグラム(注)



階段が立体的にみえたら実験は成功です



▼ 注:出典
「ホイートストーンのステレオグラム」下記引用文献の81ページの図3-4。

▼ 引用文献
藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』(Dojin選書)化学同人、2015年2月20日
脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)  

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