ステレオグラムによる立体視「平行法」は、紙をつかう方法でも補助点をつかう方法でもどちらでもやりやすい方法でとりくめばよいです。
今回は、ステレオグラム「平行法」の第3回としてやや難易度をあげてみたいとおもいます。
図1のステレオグラムを見て「平行法」をつかって立体視にトライしてみてください。左右の図の間に紙をおくやり方でも補助点(黒点)をつかうやり方でもどちらでもよいです。
ステレオグラムをつかって立体視をする - 平行法(1)- >>
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図1 ステレオグラム(注)
いったん立体的に見えたと感じてもすぐにやめないでしばらくじっと見つめているとさらにくっきりと立体的に見えてきます。小さい正方形がうきあがって見え、台のように立体的に見えたら実験成功です。
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図2についても「平行法」でトライしてみてください。紙をつかう方法でもよいです。補助点(黒点)はありませんが、たとえば階段の2段目の手前の角を補助点としてつかってもよいです。
図2 ステレオグラム(注)
階段が立体的にみえたら成功です。
立体視の実験により視覚系において情報処理がおこっていることを証明することがきます。わたしたち人間を、情報処理をする存在(情報処理システム)ととらえなおすことは現代の高度情報化時代においてはとても重要なことだとおもいます。
▼ 注:出典
「ホイートストーンのステレオグラム」下記引用文献の81ページの図3-4。
▼ 引用文献
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