ステレオグラム「交差法」では、目と図の間に人差し指をおいて、その指先に焦点を合わせ、4つの黒点が3つになった瞬間を保持すると、真ん中の図が立体的に見えます。

前々回のブログ記事で、ステレオグラムの「交差法」をつかって立体視をする方法を説明しました。そのときは紙の円筒をつかって立体視をしましたが、円筒はつかわなくても立体視ができます。

今回は下図のステレオグラムをつかってみます(図1)。
 

150925a ステレオグラム平行法


図1 ステレオグラム



「交差法」で立体視をするにはつぎのようにします。

  • 図1を見ながら、人差し指を、図1と自分の目(顔)の中間点あたりにもってきます。
  • 人差し指を見つめます(人差し指に焦点をあわせます)(図2)。
  • すると人差し指の背後に、左目の視野に2つ、右目の視野に2つ、合計4つの黒点がぼんやりと見えます(図3)。


150928 交差法断面図

図2 上から見た模式図




150925a 黒点

図3 黒点が4つ見える


  • 指先を見つめたまま、すこしずつ指を前後にうごかします。
  • するとぼんやりと背後に見えている4つの黒点のうち、内側の2点がかさなる瞬間があります。つまり黒点が3つになる瞬間があります(図4)。このとき図も3つになります。
  • この状態をしばらく保持するようにします。


150927 3点

図4 黒点が3つになった状態を保持する



黒点が3つのまま、視線はうごかさずに真ん中の図をじっと見つめます。黒点がむこう側にいって、真ん中の図が、四角錐を底辺から見ているように立体的に見えたら(ピラミッドを下から見るように見えたら)実験は成功です。左右の図はぼやっと見えています。




▼ 参考文献
藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』(Dojin選書)化学同人、2015年2月20日
脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)  

栗田昌裕監修『視力回復トレーニング ミラクル・アイ』辰巳出版、2013年8月25日
視力回復トレーニング ミラクル・アイ (タツミムック)

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※ 上記の方法でうまくできない場合は紙の円筒をつかう方法(下記サイト)でトライしてみてください。
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