ステレオグラム「平行法」では、とおくをぼんやりとながめて、4つの黒点が3つになった瞬間を保持すると、真ん中の図が立体的に見えます。
「平行法」で立体視をするにはつぎのようにします。
図2 黒点が4つ見える
栗田昌裕監修『視力回復トレーニング ミラクル・アイ』辰巳出版、2013年8月25日
視力回復トレーニング ミラクル・アイ (タツミムック)
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前々回のブログ記事で、ステレオグラムの「平行法」をつかって立体視をする方法を説明しました。そのときは左右の図の中間に紙をおくやり方を採用しましたが、紙はつかわなくても立体視ができます。
図1 ステレオグラム
「平行法」で立体視をするにはつぎのようにします。
- 両目の焦点が、図(画面)のむこう側で合うように、とおくを見るようにします。図に焦点を合わせるのではなく、ぼんやりととおくをながめる感覚です。
- 具体的に、図(画面)の背後(約1〜2m先)に目標物にさだめ、それに焦点をあわせてもよいです。
- すると図のなかにある黒点が、左目の視野に2つ、右目の視野に2つ、合計4つぼんやりと見えるはずです(図2)。
図2 黒点が4つ見える
- 図(画面)に対して目(頭)を前後させながらしばらく見つめていると、ある位置で、内側の2つの黒点がかさなって見える(4つの黒点が3つに見える)瞬間があります(図3)。このとき図も3つになります。
- この状態をしばらく保持するようにします。
図3 黒点が3点になった状態を保持する
黒点が3つのまま、視線はうごかさずに真ん中の図をじっと見つめます。黒点がうきあがって見え、真ん中の図が四角錐に見えたら(ピラミッドを上から見ているように見えたら)実験は成功です。左右の図はぼやっと見えています。
▼ 参考文献
藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』(Dojin選書)化学同人、2015年2月20日
脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)
脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)
栗田昌裕監修『視力回復トレーニング ミラクル・アイ』辰巳出版、2013年8月25日
視力回復トレーニング ミラクル・アイ (タツミムック)
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※ 上記の方法でうまくできない場合は紙をつかう方法(下記サイト)でトライしてみてください。
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