東日本大震災により家族をうしなってしまった子供たちや被災者の方々への応援歌として海上自衛隊東京音楽隊・河邊隊長が作曲したオリジナル曲〈祈り~a prayer〉を、自衛官唯一のヴォーカリスト三宅由佳莉(ソプラノ)がうたっています。

「小さな光たどり 暗い闇をあるく・・・」としずかにうたい、
「きみは希望 夢 未来 祈ってる」へとうたいあげます。
小さな光が天までとどくように、透明ですきき通った歌声がひびいていきます。

作曲者の渡邊一彦さんは、「幼少時に母を失った体験と東日本大震災とをかさねあわせてこの曲を作曲した」(注)そうです。不幸ではなく、かなしみをのりこえた未来があるというメッセージがつたわってきます。

「祈り」は、2種のバージョンがおさめられており、第2のバージョンでは、ながいピアノソロのあとに吹奏楽の合奏がつづきます。作曲家と歌手と楽団のシンクロナイズ、海上自衛隊東京音楽隊が見事な共鳴をうみだしています。

注:NHKニュースウオッチ9
 

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