比較的おおきな書店のなかを全体的にあるいてみると、人類の知の体系と自分の興味のある分野を空間的・体験的にとらえなおすことができます。

わたしは先日、ジュンク堂書店・吉祥寺店のなかをぶらぶらとあるいていました。非常にたくさんの書籍がわかりやすく分類され、きれいに空間配置されていました。これは人類の知の分類体系です。

このような分類体系を言葉や理屈ではなく、歩行と視覚により空間的・体験的に実感できるのが大きな書店のいいところです。書店のフロアーマップは知の分類体系の見取り図であり、ここには、キーワード検索とはまったくことなる世界があります。 比較的おおきな書店がちかくにあれば、そのなかを全体的にあるいていみて分類体系をぜひ実感してみてください(注1)。

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図 ジュンク堂書店・吉祥寺店のフロアーマップ(注2)


書店のなかで、自分のすきな分野の場所にいることは本当にたのしいことです。興味のある分野のエリアには何時間いてもあきることはありません。しかし一方で興味のない分野の所にはあまり長居をしたくありません。

こうして自分の領域、つよい分野、よわい分野が空間的・体験的に再認識できます。あるいは、自分は本当はどの場所にいたいのか、自分の本来の領域を場所や歩行体験としてあらためてとらえなおすことができます。あるいはこれから何かにチャレンジしようとしている人にとっては、書店のなかで第一歩を実際にふみだしてみることができます。

これと同様なことは図書館でもできます。気に入った書店や図書館にはくりかえしかよって、そのなかを実際にあるきながら人類の知の体系を体験し、その体系のなかで自分の分野を位置づけ、あるいは見つけだすようにするとよいでしょう。


▼ 注1
さまざまな分野を場所でとらえるようにします。それぞれの分野が空間配置されていることをつかむのがポイントです。

▼ 注2
ジュンク堂書店 吉祥寺店 から引用