世界自然遺産を理解するためには、『世界自然遺産 鳥瞰イラスト 一度は訪れてみたい37の絶景』(ニュートンプレス)の鳥瞰イラストをよくみて意識のなかにまずインプットし、そして個々の要素をとらえていくようにします。

世界自然遺産には4つの登録基準があります。

  • 優れた景観をもっている
  • 地球の歴史を代表している
  • 生態学的・生物学的な過程を代表している
  • 生物多様性の保全に重要である

世界遺産は、ひとつひとつの情報が非常に正確であるのがとてもよいです。

目 次
1 北米・中南米
 グランドキャニオン国立公園
 カナディアン・ロッキー山脈公園群
 イエローストーン
 ヨセミテ国立公園
 エル・ビスカイノのクジラ保護区
 ハワイ火山国立公園
 ベリーズのバリア・リーフ保護区
 ガラパゴス諸島
 イグアス国立公園
 バルデス半島
 ロス・グラシアレス

2 ヨーロッパ
 バイカル個
 ジャイアンツ・コーズウェー
 ドニャーナ国立公園
 西ノルウェーのフィヨルド
 ドナウ・デルタ
 西コーカサス山脈
 カムチャッカ火山群

3 アジア
 屋久島
 ケオラデオ国立公園
 サガルマータ国立公園
 ウブス・ヌール盆地
 黄龍風景区
 白神山地
 済州火山島と溶岩洞窟群
 中国南カルスト
 キナバル公演

4 アフリカ・オセアニア
 モシ・オ・トゥニャ(ビクトリアの滝)
 トゥルカナ湖公園群
 セレンゲティ国立公園
 キリマンジャロ山国立公園
 ンゴロンゴロ自然保護区
 シャーク湾
 パーヌルル国立公園
 ウルル・カタジュタ国立公園
 ロード・ハウ島
 テ・ワヒポウナム - 南西ニュージーランド

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他の類書とはちがう本書の最大の特色はそれぞれの世界自然遺産をタイトルのとおり鳥瞰できることです。鳥瞰とは大観といってもよいです。世界遺産についてまなぶときには鳥瞰することがまずは大切です。地質・地形・植物・動物・陸水・海洋・気象などの個々の要素には最初はとらわれずに、それぞれの世界遺産の鳥瞰図を1枚のイメージとして自分の意識の内面にまるごとインプットするようにします。

そして大局と構造がとらえられたら、個々の要素をひとつひとつ見ていってもよいですし、興味のある要素(たとえば動物がすきなら動物)をくわしくしらべてもよいです。

1枚のイメージのなかに個々の要素はうめこまれているという見方をすることが大事です。鳥瞰し大局と構造をつかんでから詳細に入るとよいでしょう。

1. 鳥瞰 → 2. 詳細に入る


▼ 引用文献
『世界自然遺産 鳥瞰イラスト 一度は訪れてみたい37の絶景』(ニュートン別冊)ニュートンプレス、2012年11月27日
世界自然遺産 鳥瞰イラスト―一度は訪れてみたい37の絶景 (ニュートン別冊)