東京都が『東京防災』を発行しました。これをみて、具体的な「防災アクション」を今すぐにおこさなければなりません。
『今やろう。災害から身を守る全てを。東京防災』は首都・東京の地域の特性(地域性)をふまえた完全東京仕様の防災ブックです。
もしも今、東京に大地震が起きたら。今想像しよう。一つひとつの小さな備えが、あなたを守る盾になる。
知識をつけるだけではなく、今すぐできる具体的な「防災アクション」を数多く掲載しています。全ページ、イラストで説明していてとてもわかりやすいです。
下記サイトで電子版が閲覧できます。紙の書籍版は、2015年9月1日から都内の全世帯に順次配布しているそうです。
▼ 東京防災
注目すべきは「今やろう 10の防災アクション」であり、優先的にすぐにやるべき特に重要なアクションをまとめています。
- 日常備蓄を始めよう
- 非常用持ち出し袋を用意しよう
- 大切な物をまとめておこう
- 部屋の安全を確認しよう
- 家具類の転倒防止をしよう
- 耐震化チェックをしよう
- 避難先を確認しよう
- 家族会議を開こう
- 災害情報サービスに登録しよう
- 防火防災訓練に参加しよう
また278-279ページには、「災害時活動困難度を考慮した総合危険度」の地図がでていて、東京都の地図上に地域別の危険度が色分けしてしめしてあります。これもかならず見ておく必要があります。
そして320-321ページには、「場所別インデックス」がでていて、学校、島しょ、トンネル、川沿い、繁華街、自宅、高層ビル、オフィス駅・電車、劇場・ホール・スタジアム、車、エレベーター、橋、山間地、地下街のそれぞれの場所での防災対策がわかります。大都市の多様性をあらためて認識することもできます。
東京には、さまざまな災害リスクがひそんでいます。防災のためには知識をつけるだけでなく、具体的な行動をおこさなければなりません。しかも一般論としておこなうのではなく、それぞれの地域の地域性をよく知ったうえで実施しなければなりません。
東京に居住している人、勤務している人は本書をよんで災害に今からそなえるべきでしょう。東京以外の地域では、本書を参考にして、それぞれの地域ごとに地域性をふまえた防災ブックをつくっていくべきでしょう。