英会話の練習をとおして、イメージをいかしイメージをつかうことによって情報処理能力をたかめることができます。

英会話の練習も情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)になっています。

DVDやCDで見たり聞いたりすることはインプットです。それぞれの場面や会話を理解したり記憶したり想起したり想像したりすることはプロセシングです。英語を声に出して言うことはアウトプットです。(図)

150901 英会話の練習
図 英会話の練習も情報処理になっている
 

このような過程では、イメージ(心象)をいかしイメージをつかうことが重要なポイントになります。

このような観点からはDVD教材をやはりつかった方がよいです。CD教材をつかう場合は、音声をきいて自分なりに自由に場面を想像するようにします。DVD教材でも、目を閉じて音声だけを聞くことにより想像あるいは想起の訓練ができます。あるいはDVDの場合は、映像(イメージ)だけを見て、音声を消して、音声を想起して言ってみるという訓練もできます。


このような練習をくりかえしていれば、似たような場面に旅行先で遭遇したときに必要な表現がうかんでくるようになります。相手につたえたいメッセージをそれぞれの場面でどのように表現すればよいのかがおのずとわかります。

旅行先は情報処理の本番です。日本で練習したことをそのまま海外でいかせばよいです。緊張もありますがたのしく充実した時がすごせます。

こうして情報処理の訓練の一環として英会話も練習すれば英会話も上達するし情報処理能力も高まります。この方法はほかの言語の習得やほかの分野へ応用もできます。英語の学習がそのまま情報処理の訓練にもなり、身につけた方法はさまざまな課題へ応用できるようになるのです。



▼ 追記
それにしても、いいDVD教材がたくさん出版されるようになりました。わたしが子供や学生だったころはこのような教材がなかったために受験英語とリーディングを英語教師からおそわっただけで、そのご苦労しました。今ではそのようなこともなく、たのしく英語をおぼえ、そして海外旅行に行って実際にためしてみることが容易になりました。

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