美術館や博物館をめぐることは海外旅行の大きなたのしみのひとつです。体験をふかめ思い出をつくるためには、ガイドブックで全体をまず概観してから、気に入った作品をえらびだし、それらをじっくり鑑賞するようにするとよいです。

具体的にはつぎのようにします。

  1. 事前に開館時間をしらべる。
  2. 混んでいない時間を見はからって行く。できれば美術館・博物館のそばに泊まるとよい。バチカンやウフィツィなど、切符を買うだけのために数時間も行列しなくてはならないことがある。
  3. 美術館の売店に行って、ガイドブックを作品を見る前に買う。大きな美術館なら日本語版を販売している。
  4. その美術館に展示されている作品全体をガイドブックで概観する(注)。
  5. じっくりみたい作品、目的の作品を決め、それがある部屋の位置をしらべる。
  6. そこに行ってじっくり鑑賞する。 
  7. オペラグラスを持参し必要に応じて利用する。巨大な空間などでは威力を発揮する。
  8. 美術館の食堂や売店は町のなかのものよりも質が高いので積極的に利用する。


美術館・博物館めぐりは海外旅行の重要な目的のひとつです。体験をふかめ思い出をつくるためには、すべてを見ようとはせずに対象をしぼりこむことが大切です。その方が印象にのこります。旅行では思い出づくりが大事です。

そのためにはガイドブックで全体をまず概観してから目的の作品をさだめ、その作品を時間をかけてじっくり鑑賞する方法をとるとよいです。

(1)展示作品全体を概観 →(2)対象をしぼりじっくり鑑賞

概観は、ガイドブックなどをつかってあまり時間をかけずに短時間でおこなえばよいです。短時間でおこなってこそ概観ができます。時間をかけると大局よりも詳細が見えてきます。

短時間であっても概観はとても重要な段階です。これがないと現地で対象がさだまらず、ひろくうすいぼやっとした体験でおわってしまいます。

何事も、大局を見てから局所に入るようにするとうまくいくとおもいます。 


▼ 注
日本にいるときに、インターネットや手に入るガイドブックであらかじめ概観しておいてもよいです。

▼ 参考文献
野口悠紀雄著『「超」旅行法』(第9章「個人旅行での美術館巡り」)新潮社、1999年11月25日
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