航空券の購入からチェックイン(搭乗手続き)、出入国手続きなどがスムーズにいけば、あとは空の旅をたのしむだけです。

航空券は実にたくさんの種類がありますので、ウェブサイトをつかってよく比較・検討してから購入します。フラッグキャリア(その国を代表する航空会社)は母国の空港では一番よい施設をもっていてわかりやすいので、目的地のフラッグキャリアを利用するのもひとつの方法です

日本出国にあたり成田空港をつかう場合は、都心からとおいので時間の余裕をもってでかけるようにします。午前便の場合には前日に空港ちかくのホテルに泊まるとよいです。とくに旅行シーズンは、手続きに時間がかかるので十分な余裕をもって行動しなければなりません。

成田空港にかぎらず国際空港にはターミナルが通常複数あるので、自分のチェックイン・カウンターがどこにあるのか事前にかならず確認しておきます。タクシーを利用した場合は空港にちかづくと「どのエアラインですか?」と運転手がきいてきます。

チェックイン・カウンターで荷物をあずけるとクレイム・タグという半券をくれるので行き先を確認します。荷物にふるいタグがのこっていると誤送の原因になりかねませんのでチェックインの前に はがしておきます。

チェックインや出入国手続きのときには慣れないし緊張しているので手持ち荷物をおきわすれるおそれがあります。とくに外国においてそのようにならないために手持ち荷物はなるべく1個に限定するのがよいです。パスポート・航空券・クレジットカード・現金などの貴重品は1つの入れ物(ポーチなど)にいれ、つねに身につけておきます(かならず機内持ち込みにします)。

機内では、通路側の席をえらべば洗面所にいつでも容易に行くことができます。窓側の席なら上空からの眺めがたのしめます。以前は、チェックインのときに希望をつげていましたが、最近は、ウェブサイトでの予約時に希望の席を指定できるようになってきています。

機内は音楽を集中してきくのに最高の場所になっています。以前は、ポータブル CD プレイヤーをもっていきましたが、今では、iPhone などのスマートフォンや iPod などがあるので便利です。ノイズキャンセリング・イヤホン(注)もっていくとよいです。機内サービスのオーディオは機内放送のために音楽が突然とまることがよくあるのでつかわない方がよいです。


▼ 参考文献
野口悠紀雄著『「超」旅行法』新潮社、1999年11月25日
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▼ 注:関連記事
ノイズキャンセリング・イヤホンをつかって難聴を予防する





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