定額制音楽配信サービス「Apple Music」は、あたらしいサービスを音楽ファンに提供する仕組みであり、情報化時代のあたらしいビジネスモデルといえるでしょう。

Apple Music は、スタートしてまだ何日もたっていませんが音楽ファンにとってはうれしい衝撃になっています。今後、音楽をめぐるあらたなライフスタイルが創出されていくことになるとおもわれます。

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目玉ともいえるサービスは「For You」です。これは、機械的に単にはじきだしたリストとはちがい、各ジャンルの専門のキュレーター(選曲家)がアップルにはいて、「人の手によるキュレーション」がはいっているとのことです。ユーザーが曲を再生すればするほど提案の精度があがり、ユーザーがこのむとおもわれる選曲がよりなされるようになっていきます。あたらしい楽曲やアーティストとつぎつぎに出会える仕組みです。

まずは「For You」をたのしんでみるとよいでしょう。

わたしはクラシック音楽をおもにきいて、今まできいたことのなかった演奏家の演奏がつぎつぎにきけるようになりました。またおなじ曲をさまざまな演奏家でききくらべることも簡単にできるようになりました。今までは、このようなことはコストや労力の関係でできませんでした。音楽への入り口が大きくひろがったといった感じです。


Apple Music はただ単に音楽をきくための装置ではなく、音楽をめぐるあたらしいサービスを提供する仕組みになっています。「My Music」「For You」「New」「Connect」などのサービスが集約的にシステム化されていて、わたしたちユーザーはそのサービスを利用し、そのために利用料を支払うことになります(ただしトライアル期間の3ヵ月間は無料)。

これは、不特定多数の人々に物を販売するという従来のビジネスではなく、それぞれのユーザーにそれぞれに適したサービスを提供する情報産業です。サービスのなかに音楽や情報や提案やコネクトなどが総合的にふくまれているのです。そもそも音楽自体が人々の心をゆたかにするサービスであるととらえなおすこともできるでしょう。

Apple Music にみられるこのようなやり方はほかの分野にも波及するのではないでしょうか。情報化時代のあらたなビジネスモデルを Apple Music にみることができます。音楽以外の分野の人々にとっても非常に参考になるとおもいます。


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