米アップルは、ストリーミングを利用した新サービス「アップルミュージック」(注1)を6月30日からはじめると発表しました。月9.99ドル(約1200円、最初の3ヶ月は無料)で3000万曲がきき放題になるそうです。
6月8日(日本時間の9日未明)、アップルが自社製品に対応するソフトウェアやサービスなどの開発者向けに発表するWWDC(ワールドワイド・デベロッパー・カンファレンス)が開催され基調講演がありました。
あたらしい「アップルミュージック」は定額制の音楽配信サービスであり、今度の方式はストリーミング方式になるのが最大の特徴です。これはダウンロード方式(スマートフォンやパソコンなどのデバイスにいろいろな楽曲を購入して保存する方式)とはことなり、ききたい音楽をサーバーから受信しながら逐次再生する仕組みです。
楽曲やアルバムを購入して自分のライブラリ(ストレージ)に追加していく必要はなくなり、毎月の加入料を支払うことで、音楽配信サービスに登録されているすべての楽曲を自由にたのしめるようになります。「アップルミュージック」は加入型音楽配信サービスです。
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このような加入型音楽配信サービスが出現してきた背景にはクラウドの発展があります。クラウドでは、データはストレージにではなくクラウドにおいておき、インターネットをつかっていつでもデータにアクセスすることがきます。
そもそも、アップルの音楽ダウンロードサービスの iTunes music は売上を落としつつありました。ダウンロード型サービスにかわってストリーミングの加入型サービスが台頭するのは時代の潮流でしょう(注2)。
「アップルミュージック」をみてもクラウドが本格化しつつあることがわかります。
▼ 注1
▼ 注2
ストリーミング型の音楽配信サービスということでは、アップルの iTunes でもインターネットラジオがすでにありました。インターネットにつながっていれば、iTunes でインターネットラジオを無料で利用できます。
非常に多数のラジオ局があり、あらゆる分野の膨大な楽曲が放送されています。作曲家別・楽器別の放送もたくさんあります。Mac の場合は iTunes をたちあげてインターネットラジオのアイコンをクリックすればすぐに利用できます。iPhone や iPad の場合でしたら、インターネットラジオ・アプリを App Store から入手(無料)すればきくことができます。ただしあくまでも放送ですから一方的に楽曲がながれてきます。バックグラウンドミュージック用にはいいのではないでしょうか。
非常に多数のラジオ局があり、あらゆる分野の膨大な楽曲が放送されています。作曲家別・楽器別の放送もたくさんあります。Mac の場合は iTunes をたちあげてインターネットラジオのアイコンをクリックすればすぐに利用できます。iPhone や iPad の場合でしたら、インターネットラジオ・アプリを App Store から入手(無料)すればきくことができます。ただしあくまでも放送ですから一方的に楽曲がながれてきます。バックグラウンドミュージック用にはいいのではないでしょうか。