アップルのあたらしい「写真」アプリでは、「iCloudフォトライブラリ」あるは「自分のフォトストリーム」のどちらを使用するか選択しなければなりません。
「iCloudフォトライブラリ」を有効にすると撮影した写真は iCloud にアップロードされていき、そこにオリジナルが保存されます。「自分のフォトストリーム」は必要なくなり表示されなくなります。
「iCloudフォトライブラリ」についてはストレージ容量が5GBまでは無料ですがそれ以上の場合は有料になるので注意が必要です。一般的には容量は5GBではたりないことが多いので、「iCloudフォトライブラリ」は iCloud ストレージを購入することを前提としたシステムとかんがえてよいでしょう。
したがって、外付けストレージや Flickr などの外部サービスに写真を保存したりバックアップするのでしたら「iCloudフォトライブラリ」は使用しないことになります。
一方、「iCloudフォトライブラリ」はつかわずに従来からある「自分のフォトストリーム」を有効にしておくと、iOS デバイスで撮影した写真やコンピュータによみこんだ写真が「自分のフォトストリーム」に自動的にアップロードされ、すべてのデバイスで表示できるようになります。「自分のフォトストリーム」にアップロードされた写真の容量は、iCloud ストレージの消費量としてカウントされませんが、アップロードされた写真は 30 日間あるいは直近の1000枚しか保存されないことに注意してください。また、iPhone などで撮影した写真の一部がアップロードされないというエラー(いわゆる歯抜け現象)がときどきおこることが報告されていてわたしも経験しています。
結局、 「iCloudフォトライブラリ」は大変便利であるが割高であるといえます。「iCloudフォトライブラリ」を導入するか従来の方法でしばらくやるかは用途とコストを勘案してきめることになります。
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