学研教育出版が、『学研まんが世界の歴史』の電子書籍版の配信をはじめました。第1巻〜第3巻までは、通常価格は 500 円(紙の単行本842円)のところが、セールス価格 200 円(税込み)で大変お買い得になっています。セールス期間は4月15日までです。

このシリーズは、人類がきずいてきた世界の歴史を15の時代にわけ、それぞれの時代を生きぬいた代表的な人物を中心にして物語をえがいています。とてもわかりやすくまとめられており、大人が見てもたのしめる内容になっています。

第1巻『古代文明のおこりとピラミッドにねむる王たち』はつぎの5章から構成されています。

1 人類が出現する前
2 人類の登場
3 メソポタミア文明
4 エジプト文明
5 ユダヤ教の成立

今回は、漫画が、速読法や記憶法の教材としてつかえることを強調したいとおもいます。

たとえば、ある敷地(土地)にまとまった5棟の建物群がたっているとイメージします。それぞれの建物には上の5つの章の看板がついています。電子書籍の各ページを見ながら、それぞれのページは階(フロアー)であり、漫画のひとコマひとコマは部屋であるとイメージします。そしてページをめくりながら1階、2階、3階と建物をのぼっていくイメージをします。

章は「建物」、ページは「階」、コマは「部屋」と空間的構造的なイメージをえがくことがポイントです。そして、各コマあるいは各ページをなるべく高速で見ていきます。読むというよりも見た方がよいです。視覚で情報をキャッチするのです。

このようにするとインプットがすばやくでき、インプットされた内容が記憶にのこりやすくなります。人がおこなう情報処理において、見たり読んだりすることはインプットに相当し、記憶はプロセシングととらえます。

こうすると何かをアウトプットするときに「あ!そういえば」といろいろなことが思い出しやすくなり、必要な情報がうかびやすくなります。

日本では、大抵の分野の漫画が出版されていますので、とくに何かあたらしい分野を学習したいとおもったときに漫画が役にたちます。


▼ 引用文献
『学研まんが世界の歴史』(電子版)学研教育出版、2015年3月