わたしたちは、目・耳・舌・鼻・皮膚などの感覚器をつかって環境(外界)からたえず情報をとりいれています(インプットしています)。

たとえば料理を食べるときには舌をつかって味を感じとります。

しかしいつも感じることとして、料理の見た目や香りも味に大きく影響しているということがあります。料理を見ておいしそうだと感じたり、香りをかいで気分がかわったりします。スパイスの効果などは特に重要です。

つまり味覚は視覚や臭覚の影響も大きく、舌だけでなく目や鼻からはいってくる情報も総合してわたしたちは料理を味わっているわけです。

音楽を聞くときもそうです。たとえばコンサートホールで生演奏を聞くときには聴覚で音を感じるだけでなく、演奏者や楽器が発する空気振動を皮膚感覚でうけとめたり、演奏者の躍動的な動きを視覚的にとらえて感情をゆさぶられたりしながら総合的に音楽を感じとります。

このように現場に行った方が感覚器が総動員されるので味わいや感動が大きくなることが多いです。現場に足をはこぶことは大事なことです。

したがって情報のインプットは、自分の感覚器を最大限につかって総合的におこなったほうがよいといえます。対象に意識をもっていくときにはもっている感覚をフルにつかったほうがよく、その後の情報の増幅や処理もそうしたほうがすすみやすいとおもわれます(図1)。

150324 総合的にインプット
図1 インプットは総合的におこなう
 

▼ 関連記事
感覚器をつかって情報をインプットする 〜 岩堀修明著『図解・感覚器の進化』〜

▼ 参考文献