検定の教科書だけあって多数の専門家のチェックがはいっており、情報(データ)が非常に正確なのが最大の特色です(注)。通常の旅行ガイドとはレベルがちがいます。
目 次
1章 世界遺産の基礎知識
2章 日本の世界遺産
3章 人類の誕生と古代文明
4章 アジア世界の形成と宗教
5章 ヨーロッパ中世とルネサンス、大航海時代
6章 アメリカ、アフリカ、オセアニアの文明と東アジアの変動
7章 近代国家の成立と世界の近代化
8章 テーマでみる世界遺産(文化的景観、戦争・紛争、地震、危機遺産、負の遺産)
9章 世界の自然遺産
本書は、日本の世界遺産17件と世界の遺産100件を厳選してとりあげていて、これらは世界遺産のいわば「情報の核」としてつかえます。
本書のページを順にめくっていくと全体として人類の歴史をたどることができます。読みものとしてもおもしろいです。
一方で世界地図もついていますので、自分の興味のある地域の世界遺産を地図から検索してしらべてみるのもよいでしょう。わたしは、チベット・南アジアと環太平洋に興味があるのでそこを中心にしてながめています。
旅行計画をたてるときの参考書としてもつかえますので世界遺産に関心のある方におすすめします。
▼ 文献
世界遺産検定事務局著『はじめて学ぶ世界遺産100』マイナビ、2013年12月21日
はじめて学ぶ世界遺産100 世界遺産検定3級公式テキスト
▼ 注
世界遺産の最新情報は下記サイトをご覧ください
http://www.sekaken.jp/books/pdf/text_class3_201502.pdf
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