電子版の書籍を利用すれば、たとえばある課題のもとで5〜10冊の本を短時間で一気に読んで、あとで、必要に応じて必要な本をとりだして読みなおすということが簡単にできます。そしてこのような「一気読み」と「読みなおし」をしていると課題に関する考察もすすんできます(図1)。

図1 一気に読んで読みなおしをして考察する
蓄積してある情報に必要なときにすぐにアクセスできる機能は考察のためにも有用です。
多くの場合、必要なときとは何らかのアウトプットをするときでしょう。具体的には、報告書・企画書・日記・ブログなど何かを書くときやあるいは行動するときです。このためには自分独自の考察がともなったほうがよりよいとおもいます。
第1段階目の「一気読み」によって課題をめぐる情報の全体像や構造がとらえられていると、第2段階目の「読みなおし」はその全体のなかに位置づけておこなうことができます。第1段階目は細部にはとらわれずに全体の見通しをよくする段階、第2段階は個々の情報を全体構造のなかに位置づけてとらえなおす段階とみなすこともできます。
こうして、課題をめぐってまずは大局をとらえ、つぎに局所を位置づけ、そして考察をして本質にせまるという過程がうかびあがってきます(図2)。

図2 大局と局所をふまえて本質にせまる
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5〜10冊を一気に読み、必要なときに読みなおす