連日 報道されている「イスラム国」に関するニュースの理解をふかめるためには、池上彰さんらの著書を読むとよいです。
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池上さんらの解説をよんでイスラム世界について概観してから、テレビや新聞のニュースをあらためて見なおすと、理解は一層すすみます。つまり、その課題に関する情報を概観し、ニュースをとらえなおし、理解をふかめるということです(図1)。
図1 ニュースを理解する3段階
関連情報を概観するときには、局所にはとらわれずに、解説書を最後まで一気に読んでしまった方がよいです。その方が解説書の全体の構造がわかり、それぞれの分野の比較もやりやすくなります。ひとつひとつにこだわりながら時間をかけていると全体像が見えてきません。
つまり、時間をかけずに、まるごと一気に情報をインプットしてしまいます。これは大局をつかむということです。
つぎに、ニュースをとらえなおすときには、こんどは一転して局所に注目します。誰が、何を、いつ、どこで、どうして、どのようにしたのかということを現場レベルで具体的におさえます。
このようなプロセスによって、より深い理解に到達することができます。
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この3段階のポイントは、まず大局を見て、つぎに局所をおさえ、そして本質にせまるということです(図2)。
図2 3段階のポイント
あたりまえのようなことですが、この3段階は、認識や問題解決の一般的方法として役立ちます。それぞれの段階の場面転換を意識するだけでも認識はふかまってきます。
なお、解説書の大局をとらえるときには、本を「家」、各章を「部屋」であるととらえ、空間的なイメージをえがくようにすると効率があがります。
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