ヨーロッパのパンの数々(国立民族学博物館、ヨーロッパ展示)
国立民族学博物館のヨーロッパ展示でパンを見つけました。とてもおいしそうでした。もちろん模型ですが。
パンは、麦作を生業の中心としてきたヨーロッパではもっとも基本的な食べ物の一つです。
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酪農にかかわる道具の数々(国立民族学博物館、ヨーロッパ展示)
その裏側にまわってみたら、酪農に関係する道具の展示がありました。
酪農(牧畜)は、ヨーロッパの農業の重要な一部分をなしています。牛・羊・豚を中心に、その乳と肉が利用され、特に乳は、バターやチーズに加工され、人々の日常的な食物のひとつになっています。
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これらのパンと酪農の展示から、ヨーロッパの農業は〔麦作+牧畜〕つまり半農半牧であること、そして、麦作農業からパンが生まれ、牧畜(酪農)からバターとチーズが生まれることを、展示物にむすびつけて理解し記憶できました。
そして、パンに、バターをぬってたべているヨーロッパ人の姿を、リアルに想像することができました。
具体的な物にむすびつけて理解し記憶し、そして、そこでは見ることはできないことでも想像してみることは大切なことです。博物館のなかをあるくたのしみのひとつは、自由に、想像をふくらませることができる点にあります。