『地球の歩き方 A01 ヨーロッパ』は、ヨーロッパ全域をカバーした旅行ガイドブックです。実に827ページにわたって14ヵ国を紹介しています。また、全108ページにもわたる「徹底準備編」と「詳細技術編」もとても充実しています。
『地球の歩き方』には、『イギリス』『ドイツ』『フランス』『イタリア』などの各国別ガイドも発売されていますが、本書はこれらとはちがい、ヨーロッパの全体像、大局を見ることができるのが特色です。
ヨーロッパ全体を網羅しているため、詳細情報は手薄になっていますが、その分、本当に魅力的な観光地のみがピックアップされてしめされています。はじめてその国に行くのでしたら、観光ポイントの選択でまよわなくてすみます。
たとえば、イギリスのページでは、ロンドン、カンタベリー、ソールズベリ、バース、ストラトフォード・アポン・エイヴォン、コッツウォルズ、リヴァプール、ヨーク、湖水地方、エディンバラ、グラスゴーがとりあげられています。
フランスでしたら、パリ、モン・サン・ミッシェル、ロワール地方、トゥール、カルカッソンヌ、マルセイユ、ニース、ボルドー、リヨン、ストラスブールが掲載されています。
ドイツでしたら、ベルリン、ドレスデン、フランクフルト、マインツ、ケルン、ロマンティック街道、ミュンヘン、ハンブルクが、オーストリアでしたらウィーンとザルツブルクが、イタリアでしたら、ローマ、フィレンツェ、、ボローニャ、ミラノ、ヴェネツィア、ヴェローナ、ナポリが紹介されています。
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大局をつかむためには、本書を、なるべく時間をかけずに一気に見てしまった方がよいです。
また、本書をくりかえし見ていると、ヨーロッパは、やはりキリスト教文化が顕著であり、これを基盤にした一つの文明圏を形成していることが見えてきます。一言語一国家の国民国家が多いにもかかわらず、ヨーロッパ全土は、統一的にまるごととらえた方がよいということもわかってきます。
一見、複雑で多様に見える世界であっても、短時間で一気に大局をつかんでしまうと、意外にも、その本質やまとまりが見えてくることがあります。
一見、複雑で多様に見える世界であっても、短時間で一気に大局をつかんでしまうと、意外にも、その本質やまとまりが見えてくることがあります。
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そして、本書を見たうえで、今度は、『地球の歩き方 イギリス』とか『地球の歩き方 フランス』など、行ってみたい国の国別ガイドを読むようにします。国別ガイドには詳細な情報が掲載されています。
こうして、性格のことなるガイドブックを併用するのです。このような、大局的な理解と、国別の局所的な理解とは、理解の仕方がちがいます。両者は異質な理解の方法です。
こうして、性格のことなるガイドブックを併用するのです。このような、大局的な理解と、国別の局所的な理解とは、理解の仕方がちがいます。両者は異質な理解の方法です。
第2冊目として、『地球の歩き方』のどこの国のガイドを買うかは各自の選択によります。大局をとらえておけば、どこの国に行くか、目標をさだめやすくなります。あるいは、たとえ、すでに行く国が決まっている場合であっても、『地球の歩き方 ヨーロッパ』で大局をとらえておくことには大きな意義があります。
そして、これらをふまえて旅行の計画をたてる(日程をきめる)ことになります。
以上をまとめると次の手順がうかびあがってきます。
1.ヨーロッパの大局を見る
2.局所(行きたい国)の詳細情報をえる
3.旅行計画をたてる
つまり、
大局→局所→計画
ということです。
大局をみて、局所をおさえると、いままで以上に大局がよくみえてくるものです。