現代日本語のつかい方を再確認できるハンドブックです。読みものとしても辞書としてもつかえ、とても便利です。相手につたえるという立場から、用語の意味のちがいや、外来語の表記、助数詞のつかい方などを解説しているのが特色です。

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目次はつぎのとおりです。

第1章 用語集
第2章 外国語・外来語のカナ表記 —基本方針と原則
第3章 外国語・外来語のカナ表記 —用例集
第4章 外国語略語集
第5章 数字の発音
第6章 助数詞の使い方

NHK「放送用語委員会」での長年の議論をふまえて編集されただけあって、用語が厳選され、非常に密度の高いハンドブックになっています。また、時代に合わなくなった言葉はけずられ、時代にふさわしい内容に改訂されていますので、現代日本語のスタンダードを知るうえでも役にたちます。

日本語をつかって文章を書いたり、プレゼンテーションをすることは、人間の情報処理の観点からみるとアウトプットをすることにあたります。

情報処理の結果は、言葉をつかってアウトプットされ、それによってメッセージが相手につたわります。そのためには、正確な言葉、わかりやすい言葉をつかい、誤解のないようにすることは言うまでもありません。

本書は、日本語をつかったアウトプット能力を強化するために、是非もっていたい1冊です。

『NHK 間違いやすい日本語ハンドブック』と併用すると効果的です。

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▼ 文献
NHK放送文化研究所編『NHK ことばのハンドブック 第2版』NHK出版、2005年11月30日
NHKことばのハンドブック