東京国立博物館(庭園より撮影)
仏足石からはじまり、仏像、土偶、文学など、日本美術の圧縮体験をすることができました。日本美術を短時間で概観してみると、やはり日本は仏教文化を基軸にした国だということがよくわかりました。
個人的に印象にのこったのは、平安時代(12世紀)にえがかれた掛け軸装の絵画作品「虚空蔵菩薩像」(こくうぞうぼさつぞう)(東京国立博物館蔵)でした。奥行き20センチメートルの薄型ケース内に、また、通常よりもひくい位置に展示されてあったため、繊細精緻な文様や微妙でうつくしい色づかい、金箔の線などを細部まで間近で見ることができました。
「金箔のみ、銀箔のみ、金と金の間に銀を挟み込んだもの、というように色味の違う截金を、全体の描写の中でかなり意識的に使い分けたり、組み合わせたりしている」とのことでした。
この、東京国立博物館蔵の虚空蔵菩薩像を撮影した写真は Wikipedia にでていました。
東京国立博物館蔵の虚空蔵菩薩像 >>
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虚空蔵菩薩とは、広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩であり、記憶力をさずける菩薩として信仰されてきました。
わたしは、今回は、この虚空蔵菩薩を中核にして、展示品リスト・フロアーマップ・音声ガイドを利用して、空間記憶法を実践しました。
各展示品を、おいてあった場所で記憶するのがポイントです。展示品リストとフロアーマップは、インデックス(体験想起のための手段)としてファイルしておきます。
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