「林先生の痛快!生きざま大辞典」(TBS/2014.10.14)で、わたしの興味のあるアップル・コンピューターをつくった、スティーブ=ウォズニアックとスティーブ=ジョブズについてとりあげてました。
ウォズニアックは Apple I と Apple II を開発した優秀な技術者です。一方のジョブズは、アップルを世界的な大企業に発展させた経営者です。ウォズニアックは技術者魂をもったエンジニアであり、自分のアイデア(技術)を形にするのが夢であり、金儲けには興味がありませんでした。一方のジョブズはあくまでも経営が最優先であり、大局的な構想をもって仕事をしていました。
2人の価値観はまったくことなっていたことに注目しなければなりません。価値観のことなる2人が協力すると大きな成果が生まれますが、価値観がことなるために対立してしまうこともありえます。
人それぞれ誰でも自分の価値観をもって生きています。それはそれでよいことです。しかし、自分独自の価値の物差し、価値観でもって他人を見定めないように注意しなければなりません。
たとえばソニーが金融事業にも取りくむようになってからは、頑張っている経営者がいる一方で、退社したエンジニアもたくさんいます。人それぞれ、自分の価値観をしっかりもって生きていくことが重要でしょう。
▼ 関連ブログ
日本の過去の優良企業はイノベーションのジレンマにおちいっている
ソニーからグーグルへ - 情報産業のステージへ転換 - 〜辻野晃一郎著『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』〜▼ 関連ブログ
日本の過去の優良企業はイノベーションのジレンマにおちいっている