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東京都江東区青海にある日本科学未来館で地球ディスプレイ "Geo-Cosmos" を先日みました。


"Geo-Cosmos" は、地球を、秩序ある有機的統一的なひとつの天体としてとらえます。

これは有機ELパネルをつかった世界初の「地球ディスプレイ」であり、1000万画素を超える高解像度で宇宙空間に輝く地球の姿をリアルにうつしだす日本科学未来館のシンボル展示です。「宇宙から見た輝く地球の姿を多くの人と共有したい」という毛利衛館長の思いから生まれたそうです。

画面上を流れる雲の映像は、気象衛星が撮影した画像データを毎日とりこんで反映させていました。

今回は、ドイツ生まれのメディアアーティスト、インゴ・ギュンターさんが制作したコンテンツ「ワールドプロセッサー」もうつしだしていました。「人の営み」「社会の姿」「境界線」「地球の水」「人の経済活動」「モノ・ヒトの移動」「コミュニケーション」「世界平均と日本」など、データをもとに地球のさまざまな側面、分布、移動などをえがきだしていました。

1階からは特製ベッドに横になって “Geo-Cosmos” を見上げることができます。3階から5階へはループ状に空中歩道が “Geo-Cosmos” をとりまくようにうかんでいて、一層ちかくから見ることができます。

"Geo-Cosmos" は第一にコンセプトがよいです。そして表現手段としてもすぐれています。地球をひとつの小さなコスモス、小宇宙としてとらえなおすことはとても重要なことです。


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