わたしが興味をもっている小椋佳さん(シンガーソングライター)が話しをしていました(『関口宏の人生の詩』BS-TBS/2014.8.27)。

小椋佳さんは、「詞を書くとメロディーが自然にうかんできて歌うことができる」そうです。そして、「それを録音して記譜者(楽譜におこす人)にわたして楽譜にしてもらい、それが編曲者にわたって楽曲が完成する」のだそうです。

「うかんでくるメロディーはおなじ詞であってもそのときどきで若干ことなる」そうで、たとえば、「『シクラメンのかおり』は布施明さんが歌うのと、小椋佳さんが歌うのとでは若干ことなります。『愛燦燦』は、ひばりさんにわたした曲とそのあとで小椋佳さんが歌ったメロディーとがことなったので、ひばりさんは小椋さんにあわせてなおしてくれた」そうです。

自然にメロディーがわいてくる。これは、一般の人々から見たらおどろきですが、そういう素質をそもそももって生まれてきたということをあらわしています。努力してできることではありません。まず素質があって、そのあとで努力です。

誰もが、何らかの素質をもって生まれてきています。はやい段階で自分の素質を見極めることは必要なことでしょう。