何らかの興味・関心をもってある対象を見るときには、全体を見て大局をつかむことが大切でしょう。
しかし全体を見ても、どうもボヤッとして今ひとつはっきり見えてこなかったり、あるいは上滑りをしてしまってつかみどころがないといった気分になることがあります(上図・左)。
このようなときには、全体の中のどこか一点に注目して、そこをしっかりおさえて認識するようにします(上図・中)。
すると、おもしろいことに全体の輪郭がはっきりと見えてきます。一点をおさえると今まで以上に全体が見えてきます(上図・右)。場合によってはその本質もわかってきます。
このような三段階は認識の方法として一般的につかえるのではないでしょうか。
たとえば、どのような行動をしたらよいかわからないときには、第一に、自分の興味・関心のある領域の全体をウェブサイトなどでザッと見ます。第二に、主題を一つ決めます。課題を一点にしぼりこみます。すると、全体像がくっきり見えてきて、興味・関心のある領域の中のどこをどうすすんでいったらよいかが見えてくるでしょう。
あるいは、いそいで本を読むときには、まず、本の全体をザッと一気に見てしまいます。第二に、自分がもっとも気に入ったところや興味のある部分をくりかえしくわしく読みます。そして第三に、もう一度その本の全体を見なおします。結論もおさえます。
このように三段階を踏むようにするとよいでしょう。ひろくあさく全体的に取り組んでいるだけではくっきりとは見えてきません。
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