140820 情報処理と記憶法
図 情報処理の一貫として記憶法を体系的に実践する


記憶の本質は、心のなかに情報を記銘し、情報を保持し、必要なときに情報を想起して活用することです。

記憶は、ただ記憶して知識をふやせばよいというのではなく、情報処理のひとつの手段としておこない、 アイデアをアウトプットする姿勢をもって発想法につなげていくことが大切です。つまり、記憶法は、情報処理の一環として体系的に実践することが大事です(図)。

情報のインプットとは、見たり聞いたり感じたりしたことを心の中にいれることです。すると、心の中に情報が記銘され、保持されます。そのご必要なときに情報を想起し、言語としてあるいはイラストとして、あるいはその他の方法でアウトプットします。想起がアウトプットにつながりますので想起訓練はとても重要です。


たとえば、展覧会で展示物を見たら(インプットしたら)、〔記銘→保持→想起〕のプロセスをへて、概略や要点を書きだします(アウトプットします)。書きだすときにはツイッターやフェイスズックやブログなどを利用すると便利です。

あるいは旅行をしたら、旅行体験が心のなかにインプットされますので、〔記銘→保持→想起〕のプロセスをへて、旅行記を書きだしたり、印象的な写真をアップロードしたりできます。

情報処理の体系的実践の観点からは、アウトプットまでかならずおこなうことが重要です


▼ 参考文献
栗田昌裕著『記憶力がいままでの10倍よくなる法』三笠書房、2002年5月


▼ 参考ブログ