栗田昌裕著『記憶力がいままでの10倍よくなる法』の85〜91ページには、「栗田式記憶法」のひとつとして「線形法」が解説されています。「線形法」は「直列的・連続的に記憶する方法」です。
そして、同書87ページには、語呂合わせをつかって01から100までの数字をイメージ化した「数字イメージ」の一覧表がでています。
これはとても有用ですので以下に引用し記憶します。以下のように語呂合わせをつかってイメージにしておぼえるようにします。
01:オイ(甥、0は英語のオーとも読める)02:オウジ(王子、2は二郎の二)03:オウザ(王座)04:ワシ(鷲、0はワ(輪)とも読める)05:マゴ(孫、0はマ(丸)とも読める)06:オウム07:オンナ(女)の人08:オヤ(親)09:オキュウ(お灸)10:イワ(岩)11:イイン(医院)12:ヒフ(皮膚)13:イッサ(一茶)14:イシ(医師)15:イチゴ(苺)16:イロ(色)17:ヒナ(雛)18:イチバ(市場)19:イッキュウ(一休)20:ニワ(庭)21:ジイ(爺)さん22:ニジ(虹)23:ニイサン(兄さん)24:ニシン(鰊)25:フタゴ(双子)26:フロ(風呂)27:フナ(鮒)28:フタバ(双葉)29:ニク(肉)30:サンマ(秋刀魚)
40から100までのイメージは87ページにでています。
たとえば、以下の数字をおぼえるときに、「数字イメージ」をおぼえ、イメージをおもいうかべることにより、その数字をひきだせるようにします。
■ 友達の生年月日をおぼえる - たとえば〔1974年6月30日〕の場合 -
〔19、74、06、30〕ととらえます。6月の6は06とします。つぎのようにイメージします。
その友達のとなりに、〔一休(イッキュウ)〕さんがやってきて、〔梨(ナシ)〕を手にとりかじります。すると、〔オウム〕がとんできて肩にとまりました。よく見るとオウムは〔サンマ(サンマ)〕をくわています。
こうして、〔一休、梨、オウム、秋刀魚〕のイメージを記憶しておけば、あとで、これらのイメージをおもいだすことにより、〔1974.06.30〕が想起できます。
〔630〕などの3桁の数字は「0630〕としてとらえてイメージすればよいです。
■ 車のナンバープレートの番号をおぼえる - たとえば〔35-87〕の場合 -
つぎのようにイメージします。
車のうえに〔サンゴ(珊瑚)〕がたくさん はりついていて、その上には〔ハナ(花)〕がさいていました。
車のうえに〔サンゴ(珊瑚)〕がたくさん はりついていて、その上には〔ハナ(花)〕がさいていました。
その車にくっついた〔珊瑚と花〕のイメージを記憶しておけば、あとで、これらのイメージをおもいだすことにより、〔35-87〕が想起できます。
■ 山の高さをおぼえる - たとえばエベレスト〔8848メートル〕の場合 -
つぎのようにイメージします。
インターネットでエベレストの写真を見ます。そのエベレストの頂上に〔ハハ(母)〕が立っていて、そこで〔シバ(芝)〕かりをしています。
インターネットでエベレストの写真を見ます。そのエベレストの頂上に〔ハハ(母)〕が立っていて、そこで〔シバ(芝)〕かりをしています。
エベレストの写真と〔母と芝〕を記憶しておけば、これらのイメージをおもいだすことにより、〔8848〕を想起できます。
■ 歴史年代をおぼえる - たとえばモンゴル帝国の成立年〔1206年〕の場合-
モンゴル帝国初代皇帝チンギス・カンの肖像画をインターネットで見ます。チンギス・カンの顔の〔ヒフ(皮膚)〕を、〔オウム〕がつっついています。
チンギス・カンの〔皮膚とオウム〕のイメージを記憶しておけば、これらのイメージをおもいだすことにより、〔1206〕を想起できます。
*
数字は、物事の順序を明確にとらえるとき、物事を定量的にとらえるときに必要です。順序や定量的データを正確に記憶することは、自分の興味ある分野をより専門的にふかめていくときにとても役立ちます。
語呂合わせによる「数字イメージ」は、数字をイメージ化して記憶する方法として大変有用です。本ブログでもつかっていきたいとおもいます。
▼ 文献
▼ 参考ブログ
情報処理の一環として記憶法を実践する 〜 栗田昌裕著『記憶力がいままでの10倍よくなる法』〜