発想法 - 情報処理と問題解決 -

情報処理・学習・旅行・取材・立体視・環境保全・防災減災・問題解決などの方法をとりあげます

タグ:観察法

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Sea Life Park Hawaii(入口)


ステレオ写真やステレオグラムをつかって立体視をする訓練をつづけていると視力を改善することができます。

立体視の訓練を継続的におこなっていると視力が改善するという研究結果があります(注1)。

下の写真は平行法(パラレル法)で立体視ができます(注2)。シーライフパーク・ハワイ(Sea Life Park Hawaii)で撮影視しました(注3)。


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Humboldt Penguin


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Sea Lion


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Hawaiian Green See Turtle (Honu)



シーライフパーク・ハワイはオワフ島マカブウ岬のちかくにあります。ローカルバス ”TheBus” か、ワイキキ・トロリーの ”ブルーライン”(注4)でワイキキビーチから簡単にいくことができます。

さまざまなショーやイベントが連日開催されているほか、アシカに餌をやったり、イルカやエイトなどとふれあったりできるプログラムもあります。海の動物とあそべる体験型のマリンパークです。
 


▼ 注1
栗田昌裕監修『視力回復トレーニング ミラクル・アイ』(タツミムック)辰巳出版、2013年8月25日

▼ 注2:平行法(パラレル法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

▼ 注3:シーライフパーク・ハワイ
Sea Life Park Hawaii
日本語オフィシャルサイト

▼ Googleマップ


▼ 注4


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シドニー王立植物園の南東入口(Art Gallery Road からの入口、注1


ステレオ写真をつかって立体視の訓練をすると集中力をつよめることができます。

下のステレオ写真はいずれも平行法(注2)で立体視ができます。オーストラリアのシドニー王立植物園(Royal Botanic Gardens, Sydney)で撮影しました。立体視が一旦できたとおもったら、しばらく集中してじっと見つめているとさらにくっきりと見えてきます。是非トライしてみてください。


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Symphytum officinale (Comfrey)



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Symphytum officinale (Comfrey)



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Digitalis (Foxglove 'Little Foxy')



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Jasminum nitidum



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Carpobrotus acinaciformis



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Canna indica



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Jacaranda mimosifolia (Jacaranda)



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Jacaranda mimosifolia (Jacaranda)



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Brachychiton rupestris (Queensland Bottle Tree)





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シドニー王立植物園(池の奥にはカフェがある)


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芝生の広場には現代アート作品がならぶ


シドニーの王立植物園はとてもよくできた公園です。植物を見る以外にも、池のほとりを散歩する、海風にあたって気分をかえる、ベンチで読書にふける、カフェやレストランでランチをたのしむなど、優雅なひと時をすごすことができます。芝生の広場には現代アート作品がならんでいて子供たちが自由にあそんでいます。

ちかくにはホテルもたくさんあります。わたしは、The Sydney Boulevard Hotel(注3)に泊まって植物園に連日かよい撮影をたのしみました。ホテルの部屋はハーバービュー(シドニー湾と植物園が見える部屋)にし、なるべく高層階を予約するとよいです。


▼ 注1
南東のゲートは Woolloomooloo Gate とよばれています。重厚な雰囲気です。ちかくには州立美術館があります。

▼ 注2:平行法(パラレル法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

▼ 注3:The Sydney Boulevard Hotel


▼ シドニー王立植物園
The Royal Botanic Gardens & Domain Trust - Sydney

▼ 関連記事
立体視をして画像処理能力をきたえる - シドニー王立植物園(1)-
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立体視をして観察力をつよめる - シドニー王立植物園(3)-


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シドニー王立植物園


ステレオ写真をつかって立体視の訓練をくりかえしていると観察力をつよめることができます。

下のステレオ写真はいずれも交差法(注1)で立体視ができます。オーストラリアのシドニー王立植物園(Royal Botanic Gardens, Sydney)で撮影しました。是非トライしてみてください。


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Golden Wattle (Acacia pycnantha) (注1)



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Acalypha wilkesiana (Fijian Fire Plant, Beefsteak Plant)



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Rose 'Cathedral City' (Rosa)



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Dragon's-blood Tree (Dracaena draco)



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Dragon's-blood Tree (Dracaena draco)



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Rhododendron lyi



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Camellia chekiangoleosa



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Hemerocallis



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Bougainvillea



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Bromeliads



公園突端のミセス・マックォーリーズ・ポイントにいくと、シドニー・オペラハウスとハーバーブリッジをファーム湾のむこうに一度にのぞむことができます(下の写真)。ここは、19世紀初頭の総督婦人ミセス=マックォーリーお気に入りの場所であり、彼女のために岩でつくったミセス・マックォーリーズ・チェアが今でものこっています。

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▼ 注1:交差法(クロス法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

▼ 注2
Golden Wattle (Acacia pycnantha) はオーストラリアの国花。

▼ シドニー王立植物園
The Royal Botanic Gardens & Domain Trust - Sydney

▼ ミセス・マックォーリーズ・チェアの位置


▼ 関連記事
立体視をして画像処理能力をきたえる - シドニー王立植物園(1)-
立体視をして視覚的知能を活性化させる - シドニー王立植物園(2)-
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立体視をして集中力をつよめる - シドニー王立植物園(4)-


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伊藤弥寿彦(執筆)・佐藤岳彦(写真)『生命の森 明治神宮』(講談社)は明治神宮の森の多様な生態系を紹介した写真集です。

本書をまず見てから明治神宮の森へ行ってふたたび本書を見直せば、森林に関して認識をふかめることができます。

目 次
第1章 明治神宮の森
 コラム 明治神宮の森の歴史

第2章 明治神宮の生きもの
 コラム 明治神宮の生態調査

第3章 生命のつながり

解説

あまり知られていないかもしれませんが、明治神宮の森はおよそ100年前に人の手によってつくられた人工の森林です。

100周年の記念事業として最近おこなわれた大規模な生物調査の結果、さまざまな貴重な生物が生息していることがあきらかになりました。本書はその記録でもあります。

最初の植林はおよそつぎのようにおこなわれました。

スギやヒノキなどの単一な種ではなく、さまざまな種類の樹木をうえて自然にまかせて競い合わせ、未来永劫につづく森の完成を目指した。具体的には、この地域の潜在的な植生であるカシやシイなどの常緑樹の森を作ることを目指した。

  1. まず、50年後、100年後、150年後の変化をかんがえた3段階の予想林相図をつくりました。
  2. 最初に、日光をこのみ北風にたえられる大きなアカマツとクロマツを植えました。
  3. それら間に、やや低いヒノキやサワラ、スギ、モミなどの針葉樹を植えました
  4. そしてそれら間に、将来の主林木となるカシ、シイ、クスノキなどの常緑広葉樹を植えました。
  5. さらに、イヌツゲ、クロガネモチ、サンゴジュ、マサキ、ネズミモチなどの大気汚染につよい常緑広葉樹を植えました。
  6. 森にいろどりをそえるイロハモミジやケヤキ、エノキなどの落葉広葉樹を植えました。
  7. こうして100年後にカシやシイなどを主体とする「極相林」とよばれる安定し森にすることを目指しました。

このように明治神宮の森は世界的にみてもユニークな実験の森だったのです。そして100年ちかくたった今、そのとおり見事な極相林となって成長をつづけています。実験は成功したというわけです。

そして森林はさまざなな動物もはぐくみゆたかな生態系を形成しました。本書にはつぎよう鳥類や昆虫が紹介されています。

オオタカ、オシドリ、ダイサギ、カワセミ、アカゲラ、ハクセキレイ、コゲラ、キビタキ、シロハラ、ルリビタキ、ヤマガラ。

ヤマトタマムムシ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、アサギマダラ、アオバハゴロモ、オニヤンマ、トゲアリ、カブトムシ、コカブトムシ、ノコリギクワガタ、コクワガタ。

その他、タヌキやアオダイショウもいます。

きれいな写真がでていますのでこれらの動物の姿と名称をおぼえてしまうのがよいでしょう。

本書を見たら、明治神宮の森に実際に行って見るのがよいです。そしてふたたび本書を見れば、森林の見え方がちがってきます


151026 森林


こらまでの100年間の森の変化を想像し、森や生態系について認識をふかめることができるでしょう。


▼ 引用文献
伊藤弥寿彦 (執筆)・佐藤岳彦 (写真)『生命の森 明治神宮』講談社、2015年4月22日
生命の森 明治神宮





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シドニー王立植物園(Opera House Gate/北の入り口)


ステレオ写真をつかって立体視をするためには画像融合能力が必要です。左右の目に別々にはいってきた光は情報処理の場で処理されてひとつの立体画像に合成されます。したがって立体視の訓練をくりかえすと、人間の情報処理のなかの画像情報処理能力をきたえ高めていくことができます。

下のステレオ写真はいずれも交差法で立体視ができます。オーストラリアのシドニー王立植物園(Royal Botanic Gardens, Sydney)で撮影しました。



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Begonia



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Wittrockia cyathiformis



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Aechmea manzanaresiana



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Foxtail palm (Wodyetia bifurcata)



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Phoenix species (Family Arecaceae)


シドニー王立植物園はシドニーの中心地にあり、約30ヘクタールの面積をもつ広大な植物園です。1816年に造園されたオーストリア最古の植物園で、世界中から数千種の植物があつめられているほか、さまざまなな鳥たちにも出会えます。

芝生やベンチも多数あり、カフェやレストランもあるのでのんびりと丸一日すごせます。海風も気持ちよいです。入場無料、朝7時から日没まで開園しています。

公園の北の入り口のすぐちかくには、貝殻やヨットの帆を想像させる独創的な形状で世界的に知られ、世界遺産にも登録されているシドニー・オペラハウスがあります。シドニー中心部についたら、せっかくですからこのオペラ・ハウスを目指してあるいていき、北側の入り口(Opera House Gate)から公園にはいるのがわかりやすいでしょう。
 

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シドニー・オペラハウス (Sydney Opera House)



▼ 交差法(クロス法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

▼ シドニー王立植物園
The Royal Botanic Gardens & Domain Trust - Sydney



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立体視をして画像処理能力をきたえる - シドニー王立植物園(1)-
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ステレオ写真をつかって立体視ができたら、対象だけに注目するのではなく、その空間のなかの遠近もしっかり見るようにします。

下のステレオ写真は平行法で立体視ができます。いずれもハワイ・ホノルル動物園(Honolulu Zoo)で撮影しました。

立体視ができたら動物だけに注目するのではなく、周辺視野をつかってその前後も見るようにします。近いところと遠いところの両方をしっかり見ます。普通の平面の写真とはちがい遠近が見えるのがステレオ写真のおもしろいところです。遠近もしっかり見ることは情報をインプットするときの重要なポイントのひとつです。


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Fennec Fox (フェネックギツネ, Vulpes zerda)


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Southern Ground Hornbill (ミナミジサイチョウ, Bucorvus Ieadbeateri)


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Serval (サーバル, Felis serval)


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Black Rhinoceros (クロサイ, Diceros bicornis)


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Lion (ライオン, Panthera leo)


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Tiger (トラ, Panthera tigris)


ホノルル動物園の面積は 0.17 k㎡ であり、日本の上野動物園(0.14 k㎡)とほぼおなじ広さです。しかし上野動物園では約400種類もの動物や鳥たちを飼育しているのに対し、ホノルル動物園は約220種類の動物や鳥を飼育しています。つまりホノルル動物園のほうが動物の密度は低いわけです。

ホノルル動物園に行ったけれど「ひろいわりには動物がいなかった」「1時間もあるいたのに動物があまり見えなかった」などという日本人もいるらしいですが、ここに来たら、日本にいたときの効率主義の生活から解きはなたれて、ゆったりとした気分になってみるとよいでしょう。木陰や芝生やベンチなどもたくさんあるのでのんびりすごすことができます。


▼ 平行法(パラレル法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

▼ ホノルル動物園

▼ 関連記事
立体視をして周辺視野をきたえる - ホノルル動物園(1)-


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ホノルル動物園(入り口)

中心視野だけでなく周辺視野もつかって全体的に見るようにすると見る力がきたえられます。

下のステレオ写真は平行法で立体視ができます。いずれもハワイ・ホノルル動物園(Honolulu Zoo)で撮影しました。中心視野で動物だけに注目するのではなく、周辺視野をつかってその周囲と背景もしっかり見るようにします全体的にまるごと見るようにするとインプット能力がたかまります


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Siamang Gibbon (フクロテナガザル, Symphalangus syndactylus)


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Black-Handed Spider Monkey (クモザル, Ateles geoffroyi)


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Aldabra Tortoise (アルダブラゾウガメ, Geochelone gigantea)


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Giraffe (キリン, Giraffa cameloparadalis)


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Ostrich (ダチョウ, Stuthio camelus)


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Hamadryas Baboon (マントヒヒ, Papio hamadryas)


ホノルル動物園はハワイ・オワフ島にある動物園で、ワイキキ・ビーチからあるいていけます。 17ヘクタールの敷地は荒野をイメージしてつくられていて、哺乳類・爬虫類・鳥類など1200頭をこえる動物を飼育しています。


▼ 平行法(パラレル法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

▼ ホノルル動物園




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自分がくらしている地域の身近な地形をしっかり読みとり、自然災害にまきこまれたり落とし穴におちたりしないようにすることが大切です。

地形は、わたしたち人間をとりまく環境のなかのもっとも基本的な要素です(図)。

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図 人間と環境のモデル


身近な地形を認識することは環境を効率的に理解することにつながります。どのような地形のうえで生活し、どのような地形をあるいているのか、また地形がおよぼす作用や地形が形成された仕組みを知ることも重要なことです。

地形は、生活や人生の基盤としてふかくかかわっていますが、土木工事をおこなわないかぎり変えることはできません。地形はすでにきまっています。自分がくらしている地域の地形はうけいれるしかありません。それは宿命といってもいいかもしれません。

その地形をみずから読みとり理解し、自然災害にまきこまれたり、あるいは落とし穴におちたりしないようにしていきたいものです。


▼ 参考文献
青木正博・目代邦康・澤田結基著『地形がわかるフィールド図鑑』誠文堂新光社、2009年8月31日
地形がわかるフィールド図鑑 

▼ 関連記事
防災のために、自分たちがくらしている地域についてしらべる - 牛山素行著『防災に役立つ 地域の調べ方講座』-
地形図を読む - 山岡光治著『地形図を読む技術』-


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『地形がわかるフィールド図鑑』(誠文堂新光社)は絶景を旅しながら地形について理解をふかめるためのガイドブックです。

日本各地で見ることができる興味ぶかい地形を全国から33ヵ所えらびだしてわかりやすく解説しています。見ているだけでもたのしいですが、気にいった所には実際に行ってみるとよいでしょう。アクセス情報もでています。

目 次
北海道
 礼文島/霧多布湿原/大雪山/東大雪山/洞爺湖・有珠・昭和新山

東北
 恐山/磐梯山と猪苗代湖

関東
 袋田の滝と男体山/筑波山/鹿島灘海岸/筑波台地/浅間山・草津白根山/高原山と那須野が原/秩父盆地と長瀞渓谷/養老渓谷/武蔵野台地/江ノ島/富士山・箱根火山・愛鷹火山/コラム 地形・地層の保護

中部
 大谷崩・赤崩/上高地/佐渡島/黒部川

近畿
 伊吹山/田上山/淡路島と六甲山

中国
 出雲平野/久ち井の岩海/コラム 風穴/秋吉台と秋芳洞

四国
 讃岐富士と屋島/吉野川

九州・沖縄
 阿蘇山/雲仙/沖縄島南部

日本の地形の基礎知識
空中写真の実体視
ブックガイド
用語集


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写真が豊富で地図がでています。また鳥瞰図も掲載されていて、これがいいです。鳥瞰図と写真・図・地図をあわせて見ると理解がすすみます。

地形を見るときのポイント(着眼点)としてはつぎの点をアドバイスしています。

  1. 傾斜が変わる場所を探そう
  2. 川の様子を観察しよう
  3. 地形と植生との関係を観察しよう
  4. 土地利用との関係を観察しよう
  5. 同じ場所を何度も訪れてみよう

書名は図鑑ということになっていますが旅行ガイドブックとしてつかえます。本書をもって出かければ、絶景がどのようにして形成されたのかを知ることができ、さらに一歩ふみこんだ旅をすることができます。

本書を通して、自然の仕組みのさらなる認識へとすすんでもよいですし、地形のうえでくらす人々に注目していってもよいでしょう。自然環境あるいは人間のどちらの方向へもすすめるのが地形のおもしろいところです。地形は風景や地域をながめるときのもっとも基本的な要素であり、地域を総合的に理解するための出発点としてつかえます。

本書は、著者らの調査・研究に裏打ちされた学術的にも立派なガイドブックです。情報は非常に正確であり、自信をもっておすすめします。


▼ 引用文献
青木正博・目代邦康・澤田結基著『地形がわかるフィールド図鑑』誠文堂新光社、2009年8月31日
地形がわかるフィールド図鑑


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ハワイ・オワフ島フォスター植物園(入り口)

ステレオ写真をつかって立体視をすると、普通の平面の写真を見ているときよりも見る力をきたえることができます。

わたしたち人間は大量の情報を目からうけとっています。目は、情報をインプットするためのもっとも重要な感覚器官です。目をきたえ、ものを見るはたらきをつよめることは情報処理能力を高めるために必要なことです。

以下のステレオ写真は交差法で立体視ができますのでためしてみてください。いずれもハワイ・オワフ島のフォスター植物園(Foster Botanical Garden, 注)で撮影しました。植物の名称・説明は同植物園のパンフレットによります。


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 ヤシ(COCO-DE-MER, Lodoicea maldivica
インド洋のセーシェル島のみに生育するめずらしいヤシです。


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シカド(CYCADS, Cycas species
この一風かわった植物は、何百万年も前に地球上に繁茂していたため「生きている化石」とよばれています。


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スパイダーリリー(Spider lily)


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クロトン(Croton)


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ホウガンノキ(CANNONBALL TREE, Couroupita guianensis
原産は南米、幹から花が直接さいたり実がなります。砲丸型の実の青い果肉はとても不快な臭いで、ヘソイノシシ・ブタ・鶏などをひきつけます。


フォスター植物園は規模は小さいですが木々が多く、熱帯雨林の雰囲気を味わうことができます。大きい木は熱帯の生命力を感じさせてくれます。受付でくれるよくできたパンフレット(日本語版)を見ながら番号順にまわっていけば植物の名前や由来などをまなべます。ワイキキ・ビーチやアラモアナ・ショッピングセンターの人混みからはなれて緑のなかにいっときひたってみるのもいいものです。


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フォスター植物園



▼ 交差法(クロス法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。


▼ 注
フォスター植物園
Googleマップ


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問題意識を鮮明にして、課題や対象にしっかり心をくばると情報のインプットがすすみます。

心ここに在らざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、食らえどもその味を知らず」(『大学』)という名言があります。

現代の情報処理の観点からこれをとらえなおすとどういうことになるでしょうか。視る(見る)、聴く(聞く)、食う(味わう)とは自分の意識の内面に情報をインプットすることです。「心ここに在らず」とは課題や対象にしっかりと心がくばられていない、意識がむけられていないということでしょう。

つまり問題意識が不鮮明で対象に心がくばられていない、意識がむけられていないと情報のインプットはうまくできずにその後の情報処理もすすまないということではないでしょうか。意識をしていないために見ているようで見えていないということは誰にでもおこっています。

このようにかんがえると情報のインプットとは自動的におこるというものではなさそうです。情報は、むこうからやってきて自分の意識の内面にどんなものでもそのままはいってくるというものではなくて、むしろ自分の方から意識をもっていく、心をしっかりくばってこそ情報はキャッチできる、インプットできるということでしょう。インプットとは自分の意識の問題であるわけです。

そうだとすると、どこに・何に・どのように意識をもっていくか、どこまで自分の意識の場をひろげるかといったことが大きな問題になってきます。おなじ場所にいておなじニュースに接しても、それぞれの人の意識の状態によってインプットされる情報はことなってきます。そしてその後の情報処理も当然ちがってきます。その人の意識(心)のくばりやりかたや意識(心)の大きさが重要だということでしょう。

このような心くばりをすすめるためには、まずは、自分自身の問題意識を鮮明にするところからはじめるのがよいとおもいます。


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ステレオグラムとステレオ写真による立体視の実験をすると、目はセンサー、脳はプロセッサーであり、わたしたち人間は情報処理をする存在であることに気がつくことができます。

立体視ができる仕組みについて脳科学者はつぎのように説明しています(注1)。

わたしたちは、片目で見るだけでは空間あるいは対象の奥行きを認知することはできない。しかし両目で見ると奥行きを認知することができ、対象を3D(三次元)で見ることができる。

左目と右目とは、直接に情報をやりとりするルートをもっていない。

したがって奥行きあるいは3Dの知覚は情報が伝達された先の脳で生じていることになる。

左右の目に光がまず入り、左右それぞれからの目から独立に情報が脳に伝達され、そこで両眼の視差が検出され、情報が処理されて立体的に見えるというわけです(注2、3)。

脳科学では、このような情報伝達と情報処理はニューロン(神経細胞)がになっていると説明しています。3D知覚の神経メカニズムに関する研究はこの数年の間に大きくすすんだそうです。

わたしたちは世界を目で見ているとおもっていましたが実際にはちがいました。脳科学者の言葉をかりれば「脳で見ていた」のです。2つの目は光をうけるセンサーであり、脳は情報を処理するプロセッサーです。2つの目から独立に光情報はインプットされ、それらが処理されてはじめて一本の3Dとして見えるのです。わたしたちは情報処理の結果としてわたしたちの3D世界を知覚していたのです(図、注4)。

150924 3D世界
図 情報処理の結果として3D世界が知覚される

 

情報処理と問題解決を実践するという立場からは脳という物質にとらわれる必要はありませんが(脳科学に深いりする必要はありませんが)、わたしたち人間が情報処理をする存在である(情報処理システムである)ということに気がつくためのひとつのきっかけとして最新の脳科学の研究成果にふれることは有意義なことだとおもいます。



▼ 注1:引用文献
藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』(Dojin選書)化学同人、2015年2月20日
脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)  

▼ 注2:平行法(パラレル法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。
ステレオグラムをつかって立体視をする - 平行法(3)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 平行法(4)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 平行法(5)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 平行法(6)-

▼ 注3:交差法(クロス法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。
ステレオグラムをつかって立体視をする - 交差法(2)-
ステレオグラムをつかって立体視をする - 交差法(3)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 交差法(4)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 交差法(5)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 交差法(6)-

▼ 注4
わたしたちが見ている3D世界は情報処理によってつくりだされているといってもよいです。

▼ 関連記事
見る仕組みを知る - 藤田一郎著『「見る」とはどういうことか』-
3D世界を知覚する仕組みを知る - 藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』-

自然の写真を立体視して眼力を高める - 栗田昌裕著『眼力を高めるパワード・アイ』-
立体視訓練で眼力を高める -『視力回復トレーニング ミラクル・アイ』-
立体視をして目をよくする 〜 栗田昌裕著『3D写真で目がどんどん良くなる本【動物編】』〜 
立体視の訓練をする - 明治時代からあった3D写真 -
3D 画像 をつかって奥行きの情報もインプットする -『恐竜3D図鑑』-

わたしたち人間は情報処理をする存在であることに気がつく
立体視をして情報処理の次元をたかめる
情報処理の場の次元を高めて最短距離を見つける
情報処理の次元を高める 〜『次元とは何か 0次元の世界から高次元宇宙まで』(Newton別冊)〜



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ステレオ写真(3D写真)「交差法」でも動物が立体視できます。

写真 2b は交差法(クロス法)をつかうと立体視ができます。ステレオグラムのときのように紙の円筒をつかってもよいですし、目印(補助点)としてカメをつかってもよいです(注)。


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写真 2b ステレオ写真(交差法)


3D(3次元)で見えたでしょうか。はじめは時間がかかるかもしれませんがしばらくすると見えてきます。ステレオ写真が見られるようになると視野がおおきくなり世界がひろがります。

写真はアオウミガメ(Honu: Hawaiian Green Sea Turtle)、ハワイ・シーライフ・パーク(Sea Life Park Hawaii)で撮影しました。


▼ 注:交差法(クロス法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

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ステレオ写真(3D写真)による立体視は動物でもできます。

写真 2a は平行法(パラレル法)をつかうと立体視ができます。ステレオグラムのときに2つの図の間に紙をおいて立体視をしたように、2枚の写真の間に紙(あるいは下敷き)をおいて見るとよいです。目印(補助点)としてカメをつかって見てもよいです(注)。


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写真 2a ステレオ写真(平行法)


3D(3次元)で見えたでしょうか。はじめは時間がかかるかもしれませんがしばらくすると見えてきます。ステレオ写真が見られるようになると視野がおおきくなり世界がひろがります。

写真はアオウミガメ(Honu: Hawaiian Green Sea Turtle)、ハワイ・シーライフ・パーク(Sea Life Park Hawaii)で撮影しました。


▼ 注:平行法(パラレル法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

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ステレオ写真(3D写真)は「交差法」(クロス法)をつかっても立体視をすることもがきます。ステレオグラム「交差法」がそのままつかえます。

写真 1b は交差法で立体視ができます。ステレオグラムのときのように紙の円筒をつかってもよいですし、花の中央部を補助点(目印)としてつかってもよいです(注)。


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写真 1b ステレオ写真(交差法)


3D(3次元)で見えたでしょうか。はじめは時間がかかるかもしれませんがしばらくすると見えてきます。ステレオ写真が見られるようになると視野がおおきくなり世界がひろがります。

写真の花はラン (Orchid: Aranda, Chao Praya Beauty)、シンガポール植物園(Singapore Botanic Garden)で撮影しました。



▼ 注:交差法(クロス法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

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わたしたち人間は情報処理をする存在であることに気がつく
立体視をして情報処理の次元をたかめる
情報処理の場の次元を高めて最短距離を見つける
情報処理の次元を高める 〜『次元とは何か 0次元の世界から高次元宇宙まで』(Newton別冊)〜


ステレオグラムをつかって立体視をする方法は、ステレオ写真(3D写真)を立体視する方法としてもそのままつかえます。

写真 1a は平行法(パラレル法)をつかうと立体視ができます。ステレオグラムのときに2つの図の間に紙をおいて立体視をしたように、2枚の写真の間に紙(あるいは下敷き)をおいて見るとよいです。あるいは花の中央の黒点を補助点(目印)としてつかって見てもよいです(注)。


IMG_4748_49

写真 1a ステレオ写真(平行法)


3D(3次元)で見えたでしょうか。はじめは時間がかかるかもしれませんがしばらくすると見えてきます。ステレオ写真が見られるようになると視野がおおきくなり世界がひろがります。

写真の花はラン (Orchid: Aranda, Chao Praya Beauty)、シンガポール植物園(Singapore Botanic Garden)で撮影しました。



▼ 注:平行法(パラレル法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

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ステレオグラムによる立体視「平行法」は、紙をつかう方法でも補助点をつかう方法でもどちらでもやりやすい方法でとりくめばよいです。

今回は、ステレオグラム「平行法」の第3回としてやや難易度をあげてみたいとおもいます。

図1のステレオグラムを見て「平行法」をつかって立体視にトライしてみてください。左右の図の間に紙をおくやり方でも補助点(黒点)をつかうやり方でもどちらでもよいです。

ステレオグラムをつかって立体視をする - 平行法(1)- >>



150928 ステレオグラム 四角錐 平行法


図1 ステレオグラム(注)


いったん立体的に見えたと感じてもすぐにやめないでしばらくじっと見つめているとさらにくっきりと立体的に見えてきます。小さい正方形がうきあがって見え、台のように立体的に見えたら実験成功です


図2についても「平行法」でトライしてみてください。紙をつかう方法でもよいです。補助点(黒点)はありませんが、たとえば階段の2段目の手前の角を補助点としてつかってもよいです。


150929 階段 平行法


図2 ステレオグラム(注)



階段が立体的にみえたら成功です


立体視の実験により視覚系において情報処理がおこっていることを証明することがきます。わたしたち人間を、情報処理をする存在(情報処理システム)ととらえなおすことは現代の高度情報化時代においてはとても重要なことだとおもいます。


▼ 注:出典
「ホイートストーンのステレオグラム」下記引用文献の81ページの図3-4。

▼ 引用文献
藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』(Dojin選書)化学同人、2015年2月20日
脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)  

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ステレオグラム「交差法」では、目と図の間に人差し指をおいて、その指先に焦点を合わせ、4つの黒点が3つになった瞬間を保持すると、真ん中の図が立体的に見えます。

前々回のブログ記事で、ステレオグラムの「交差法」をつかって立体視をする方法を説明しました。そのときは紙の円筒をつかって立体視をしましたが、円筒はつかわなくても立体視ができます。

今回は下図のステレオグラムをつかってみます(図1)。
 

150925a ステレオグラム平行法


図1 ステレオグラム



「交差法」で立体視をするにはつぎのようにします。

  • 図1を見ながら、人差し指を、図1と自分の目(顔)の中間点あたりにもってきます。
  • 人差し指を見つめます(人差し指に焦点をあわせます)(図2)。
  • すると人差し指の背後に、左目の視野に2つ、右目の視野に2つ、合計4つの黒点がぼんやりと見えます(図3)。


150928 交差法断面図

図2 上から見た模式図




150925a 黒点

図3 黒点が4つ見える


  • 指先を見つめたまま、すこしずつ指を前後にうごかします。
  • するとぼんやりと背後に見えている4つの黒点のうち、内側の2点がかさなる瞬間があります。つまり黒点が3つになる瞬間があります(図4)。このとき図も3つになります。
  • この状態をしばらく保持するようにします。


150927 3点

図4 黒点が3つになった状態を保持する



黒点が3つのまま、視線はうごかさずに真ん中の図をじっと見つめます。黒点がむこう側にいって、真ん中の図が、四角錐を底辺から見ているように立体的に見えたら(ピラミッドを下から見るように見えたら)実験は成功です。左右の図はぼやっと見えています。




▼ 参考文献
藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』(Dojin選書)化学同人、2015年2月20日
脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)  

栗田昌裕監修『視力回復トレーニング ミラクル・アイ』辰巳出版、2013年8月25日
視力回復トレーニング ミラクル・アイ (タツミムック)

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※ 上記の方法でうまくできない場合は紙の円筒をつかう方法(下記サイト)でトライしてみてください。
ステレオグラムをつかって立体視をする - 交差法(2)-
ステレオグラムをつかって立体視をする - 交差法(3)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 交差法(4)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 交差法(5)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 交差法(6)-

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ステレオグラム「平行法」では、とおくをぼんやりとながめて、4つの黒点が3つになった瞬間を保持すると、真ん中の図が立体的に見えます。

前々回のブログ記事で、ステレオグラムの「平行法」をつかって立体視をする方法を説明しました。そのときは左右の図の中間に紙をおくやり方を採用しましたが、紙はつかわなくても立体視ができます。

今回は下図のステレオグラムをつかってみます(図1)。


150925a ステレオグラム平行法
 

図1 ステレオグラム


「平行法」で立体視をするにはつぎのようにします。

  • 両目の焦点が、図(画面)のむこう側で合うように、とおくを見るようにします。図に焦点を合わせるのではなく、ぼんやりととおくをながめる感覚です。
  • 具体的に、図(画面)の背後(約1〜2m先)に目標物にさだめ、それに焦点をあわせてもよいです。
  • すると図のなかにある黒点が、左目の視野に2つ、右目の視野に2つ、合計4つぼんやりと見えるはずです(図2)。


150925a 黒点

図2 黒点が4つ見える
 

  • 図(画面)に対して目(頭)を前後させながらしばらく見つめていると、ある位置で、内側の2つの黒点がかさなって見える(4つの黒点が3つに見える)瞬間があります(図3)。このとき図も3つになります。
  • この状態をしばらく保持するようにします。


150927 3点

図3 黒点が3点になった状態を保持する


 
黒点が3つのまま、視線はうごかさずに真ん中の図をじっと見つめます。黒点がうきあがって見え、真ん中の図が四角錐に見えたら(ピラミッドを上から見ているように見えたら)実験は成功です。左右の図はぼやっと見えています。



▼ 参考文献
藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』(Dojin選書)化学同人、2015年2月20日
脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)  

栗田昌裕監修『視力回復トレーニング ミラクル・アイ』辰巳出版、2013年8月25日
視力回復トレーニング ミラクル・アイ (タツミムック)

▼ 関連記事
※ 上記の方法でうまくできない場合は紙をつかう方法(下記サイト)でトライしてみてください。
ステレオグラムをつかって立体視をする - 平行法(3)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 平行法(4)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 平行法(5)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 平行法(6)-

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わたしたち人間は情報処理をする存在であることに気がつく
立体視をして情報処理の次元をたかめる
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ステレオグラムをつかった立体視「交差法」(クロス法)では、左目では右の図を見て、右目では左の図を見るようにします。すると元来は2つの画像が1つの画像に合成されて立体的に見えるようになります。

藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』(化学同人)はこの立体視のやり方と仕組みについて脳科学の立場から説明しています。

図1がステレオグラムとよばれる立体視をするための図のひとつです(注)。ステレオグラムをつかった立体視には「平行法」(パラレル法)とよばれる方法と「交差法」(クロス法)とよばれる方法があり、今回は「交差法」を実験してみます。


150925a ステレオグラム平行法

図1 ステレオグラム


交差法による立体視をやりやすくするためにつぎのようにします。

  • A4の1/4の大きさの紙を2枚用意します(紙の大きさは目安です)。
  • それらの紙をまるめて2本の円筒をつくります(写真)。


IMG_3979
写真 2本の円筒を紙でつくる


  • これを双眼鏡のようにつかって図1を見ます。
  • まず左目を閉じて、右目だけで円筒をとおして図1を見ます。そして円筒を図1の左の図の方向にかたむけて、右目では左の図のみが見えて、右の図は見えないように調整します。
  • そのままの状態で、つぎに右目を閉じて、左目だけで図1を見ます。円筒を右の図の方向にかたむけて、左目では右の図のみが見えて、左の図は見えないように調整します。
  • 図1にちかづいたりはなれたりして調整します。
  • その状態で両目をひらくと、円筒をとおして、右目では左の図のみが見え、左目では右の図のみが見えます(図2)。

150926 断面図
図2 横から見た模式図


しばらく見つめていると、2つの画像が融合して1つの画像になる瞬間があるとおもいます。その状態をしばらく保持するようにします。最初はむずかしいとおもいますがくりかえし練習してみます。

小さな円が奥にいき、大きな円が手前に見えて、全体が円筒のように立体的に見えたら実験は成功です

なお集中して急に訓練をやりすぎると頭がいたくなることがあるかもしれません。そのような感じがしたときには一旦休憩するか、翌日にあらためてトライしてみます。

立体視の仕組みについては、藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』にくわしくでています。ステレオグラムによる立体視にトライすることによって、わたしたち人間の視覚系の情報処理について実体験し理解をふかめることができ、わたしたち人間が情報処理をする存在である(情報処理システムである)ことを認識することができます。


▼ 注:出典
「ホイートストーンのステレオグラム」下記文献の81ページの図3-4。

▼ 引用文献
藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』(Dojin選書)化学同人、2015年2月20日
脳がつくる3D世界:立体視のなぞとしくみ (DOJIN選書)  

▼ 関連記事
ステレオグラムをつかって立体視をする - 交差法(2)-
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ステレオ写真をつかって立体視をする - 交差法(4)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 交差法(5)-
ステレオ写真をつかって立体視をする - 交差法(6)-

見る仕組みを知る - 藤田一郎著『「見る」とはどういうことか』-
3D世界を知覚する仕組みを知る - 藤田一郎著『脳がつくる3D世界 立体視のなぞとしくみ』-

自然の写真を立体視して眼力を高める - 栗田昌裕著『眼力を高めるパワード・アイ』-
立体視訓練で眼力を高める -『視力回復トレーニング ミラクル・アイ』-
立体視をして目をよくする 〜 栗田昌裕著『3D写真で目がどんどん良くなる本【動物編】』〜 
立体視の訓練をする - 明治時代からあった3D写真 -
3D 画像 をつかって奥行きの情報もインプットする -『恐竜3D図鑑』-

わたしたち人間は情報処理をする存在であることに気がつく
立体視をして情報処理の次元をたかめる
情報処理の場の次元を高めて最短距離を見つける
情報処理の次元を高める 〜『次元とは何か 0次元の世界から高次元宇宙まで』(Newton別冊)〜


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