「日本語の作文技術」は、人がおこなう情報処理におけるアウトプットの方法として大変有用です。
本多勝一著『日本語の作文技術』(朝日新聞出版)が新版になって文字が大きくなり読みやすくなりました。
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情報処理・学習・旅行・取材・立体視・環境保全・防災減災・問題解決などの方法をとりあげます
目 次第1章 記憶を描写してみよう第2章 伝わる文章の秘密第3章 そもそも書く手順とは第4章 文章はこう直すあとがきに代えて 〈特別編〉文章に手を入れる
あなたは暗記と応用ではなく、「自分の頭でものを考える方法」を習ったことがあるだろうか?
進路の話になったとき、彼女にはやりたいことがあり、一方、親は、その進路では就職がないという。自分の興味と、親が勧める進路が違って、せめぎあう、と言った。彼女は、周囲の期待に合わせようとしているのだ。
目 次プロローグ 考えないという傷 考える方法がわかれば、文章は生まれ変わる第1章 機能する文章を目指す いい文章を書くとは、どういうことか?第2章 7つの要件の思考法 書くために、何をどう考えていくか?第3章 伝わる・揺さぶる!文章の書き方 実践編第4章 より効果を出す!テクニック 上級編第5章 その先の結果へエピローグ あなたと私が出会った意味
- 意見 ――あなたが一番言いたいことは何か
- 望む結果 ――だれが、どうなることを目指すのか
- 論点 ――あなたの問題意識はどこに向かっているか
- 読み手 ――読み手はどんな人か
- 自分の立場 ――相手から見たとき、自分はどんな立場にい
- 論拠 ――相手が納得する根拠があるか
- 根本思想 ――あなたの根本にある想いは何か
土俵上で起こったすべてが同じように重要なのではなく、勝負には勝負を決する「急所」というものがある(中略)。出来事を出来事の流れに沿って平面的に見てゆくだけでなく、その決定的瞬間をいちはやく把え、その重要性を正確に評価できるかどうか、そこに勝負を見る核心があり、ひいては記述の急所がある。
目 次第1章 観光客から「旅行家」にヘンシンする法第2章 「自分らしい旅」の演出&観察法第3章 「いい文章」のマネをする技術第4章 「最初の1行」を書きはじめる技術第5章 他人に読んでもらえる文章の「基本」
「書く」という行為を前提にして初めて、「自分らしい旅」は可能となる。うまい下手なんて関係ない。まず観察し、考え、書いてみよう。
修飾の順序
- 長い修飾語ほど先に
- 句を先に
読点のうちかた
- 長い修飾語:長い修飾語が二つ以上あるときその境界にうつ
- 逆順:語順が原則の逆になったときにうつ
目 次愛・愛するあう 合・会・逢・遇・遭明るい・明らか秋朝夕貴方・貴方がた雨改める・改まるあらわす・あらわれる 表・現・顕歩く・歩き〔ほか〕
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