地形・地質を最大限に活用しました。人材がそだちました。城下町の時代はおわり、近代化へ時代は転換します。
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タグ:世界遺産
3D 神代植物公園 大温室 - 小笠原植物室 -
姫路城(まとめ)
主体的に城内をあるきながら、空間的認知そして歴史的認知をします。すると〈城下町-耕作地-自然環境〉システムも理解できます。
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〈城下町-耕作地-自然環境〉システム - 姫路城(4)-
歴史的・時間的にもとらえなおす - 姫路城(3)-
空間認知能力をたかめる - 姫路城(2)-
自分の居場所を確認する - 姫路城(1)-
姫路駅をおりると姫路城がみえる
(交差法で立体視ができます)
あるきながらマップをみつつ、北の方角を確認するようにすると、居場所(現在地)をみうしなうことがありません。主体的にあるいていくことが大事です。
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中心視野でキーワードを、周辺視野でページを見る
キーワードがでているページについて、中心視野でキーワードを、周辺視野でページを見て、そしてイメージすると記銘がすすみます。
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あたらしい情報を構造物にむすびつけて記憶する - グレートバリアリーフ(サンシャイン水族館 5)-
キイロハギ(Yellow tang)(交差法立体視ができます)
水族館などの構造物とその中身をあらかじめおぼえておいて、その構造をイメージしながら、その各部分にあたらしい情報を結合していくと記憶がすすみ、知識が容易にふやせます。
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立体視をしてイメージ空間をひろげる - ケアンズ・グレートバリアリーフ展(サンシャイン水族館)-
左:イエローテールエンゼルフィッシュ(Blueface angelfish)
右:スクリブルドエンゼルフィッシュ(Scribbled angelfish)
(交差法立体視ができます)
(交差法立体視ができます)
多様な生き物たちを立体視することによって、心のなかのイメージ空間をひろげることができます。インプットされたイメージは、別の課題のもとであたらしいイメージをえがくときの素材としもつかえます。
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イメージをえがき、手をつかってアウトプットする - 特別展「世界遺産 ラスコー展」(まとめ)-
手・指をつかってアウトプットする - 特別展「世界遺産 ラスコー展」(4)-
クロマニョン人の情報処理能力をみる - 特別展「世界遺産 ラスコー展」(3)-
洞窟の構造をとらえる - 特別展「世界遺産 ラスコー展」(2)-
イメージをえがく - 特別展「世界遺産 ラスコー展」(1)-
古代ローマ都市にタイムスリップする - 世界遺産・ポンペイの壁画展 -
ポンペイの壁画展・撮影スポット
(平行法で立体視ができます)
想像力をはたらかせて壁画と建物から立体空間をイメージすれば、約2000年前の古代ローマ都市ポンペイにタイムスリップしたような気分になれます。
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大観をしたら、興味のあるところに注目する -『感動の絶景! 空から見た世界遺産』-
写真集をつかって世界各地の世界遺産を大観したら、今度は、興味のある特定の世界遺産に注目すると理解が一段とふかまります。
『感動の絶景! 空から見た世界遺産』(コスミック出版)は多数の世界遺産を紹介していますが、今回は、「フィレンツェ歴史地区」(イタリア/1982年に文化遺産として登録)に注目してみました。
フィレンツェは、イタリア中部のトスカーナ州の州都です。紀元前にエトルリア人が創設、13〜16世紀ごろには、経済や政治面でフィレンツェを支配したメディチ家のもとでルネサンス開花の中心都市となりました。
そのころの建造物は今でものこっていて「街全体が美術館」といわれています。代表的なものは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂やパラッツォ・ヴェッキオなどです。フィレンツェ出身の建築家 ブルネッレスキ(1377-1446)が設計した、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の二重構造の円蓋(クーポラ)はルネサンス建築の代表とされます。ボッティチェリやレオナルド=ダ=ヴィンチなどの作品は、かつてはトスカーナ大公国の行政庁舎であったウフィツィ美術館に収蔵されています。
『感動の絶景! 空から見た世界遺産』(コスミック出版)は多数の世界遺産を紹介していますが、今回は、「フィレンツェ歴史地区」(イタリア/1982年に文化遺産として登録)に注目してみました。
フィレンツェは、イタリア中部のトスカーナ州の州都です。紀元前にエトルリア人が創設、13〜16世紀ごろには、経済や政治面でフィレンツェを支配したメディチ家のもとでルネサンス開花の中心都市となりました。
そのころの建造物は今でものこっていて「街全体が美術館」といわれています。代表的なものは、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂やパラッツォ・ヴェッキオなどです。フィレンツェ出身の建築家 ブルネッレスキ(1377-1446)が設計した、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の二重構造の円蓋(クーポラ)はルネサンス建築の代表とされます。ボッティチェリやレオナルド=ダ=ヴィンチなどの作品は、かつてはトスカーナ大公国の行政庁舎であったウフィツィ美術館に収蔵されています。
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「ルネサンス様式」はヨーロッパ建築のなかでも特に重要な建築様式です。ルネッサンスとは再生という意味であり、古代ギリシャやローマなどを模範とした15〜16世紀の様式です。幾何学図形を基調としたバランスのとれた造形が特徴です。
ヨーロッパの建築様式にはこのほかに、「ビザンツ様式」「ロマネスク様式」「ゴシック様式」「バロック様式」「ロココ様式」などがあります。
「ビザンツ様式」は、アナトリア半島(現在のトルコ)を中心としたビザンツ帝国でさかえた様式で、6世紀ごろに最盛期をむかえました。
「ロマネスク様式」のロマネスクとは「ローマ風」という意味であり、バリシカという形式を発展させた様式で10世紀ごろにさかえました。
「ゴシック様式」のゴシックとは「ゴート風」という意味で、高い天井と色鮮やかなステンドグラスが「神は光なり」という世界観をあらわしています。12〜15世紀にさかえました。
「バロック様式」のバロックとは「ゆがんだ真珠」といった意味であり、16世紀末〜18世紀中頃にかけてさかえました。過剰な装飾や凹凸の強調などを特徴とします。
「ロココ様式」はバロック様式の延長線上にある、軽快で優美な室内装飾が特徴の様式です。
このようにヨーロッパの建築様式は、ギリシャ・ローマ時代の古典様式を基礎とし、「ビザンツ」→「ロマネスク」→「ゴシック」→「ルネサンス」→「バロック」→「ロココ」という順序で展開してきました。
このようなヨーロッパの建築様式の基本と歴史をあらかじめ知っておけばヨーロッパに関する理解が一段とふかまり、世界遺産の写真集を見るときに、あるいはヨーロッパ旅行をするときにたのしみが倍増するでしょう。建築様式を知ることは重要なポイントです。
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このように写真集を見て世界各地の世界遺産を大観したら、つぎの段階としてひとつの世界遺産に注目してみる、あるいは特定の課題を設定してみると理解が急にふかまります。そして第3段階目に感想を書きだすなり旅行計画をたてるようにします。
▼ グーグルマップ:フィレンツェ
図 大観をしたら注目する
▼ グーグルマップ:フィレンツェ
▼ 関連記事
人類の歴史を並列的にとらえる - 富井義夫写真集『人類への讃歌』-
鳥瞰写真をつかってイメージ訓練をする -『感動の絶景! 空から見た世界遺産』-
本のページをイメージとしてインプットし記銘する
▼ 引用文献
『感動の絶景! 空から見た世界遺産』コスミック出版、2015年12月10日
感動の絶景! 空から見た世界遺産 (COSMIC MOOK)
世界遺産検定事務局著『くわしく学ぶ世界遺産300 世界遺産検定2級公式テキスト』マイナビ、2013年12月25日
本のページをイメージとしてインプットし記銘する
テキスト(言語)をつかって記述している本を見るときにもイメージ訓練ができます。
情報処理能力とくにプロセシング能力を高めるためにはイメージ訓練が有効です。イメージ訓練をするためには写真集がとても役立ちます。
しかしテキスト(言語)をつかって記述している書籍でもイメージ訓練ができます。本のページを "写真" とみなして、風景写真を見るときとおなじようにページを見ていけばよいのです。
本の見開き2ページを見るときに、デジタルカメラでうつしとるようにイメージ(画像)として意識(心)のなかにページをインプットし記銘するようにします。
フレームに注目したり、見出しやキーワードの空間的な位置や色をしっかり見るとよいでしょう。
例1のページでは、左側に大きなフレームがあり、右側の上下に小さなフレームがあります。見出しは3ヶ所に配置されています。キーワードは赤色と黒色があります。
キーワード・地図・写真などの位置をおぼえるようにします。この本はカラーですのでこうしたことがやりやすいです。イメージ訓練がやりやすい本をさがすことも重要です。
そして今度は、いったん目を閉じてそのページをイメージとしておもいだします。見出しやキーワードもそれらの位置や色とともにイメージとしておもいだすようにします。
つぎにイメージをおもいうかべて(本は見ないで)キーワードを書き出してみます。書きだす(アウトプットする)ときには言葉にします。
インプットとプロセシングではイメージをつかい、アウトプットでは言語をつかうというのが基本的なやり方です。
このような訓練をした上で、自分にとって重要な本についてはじっくり読んでいけばよいでしょう。
▼ 引用文献
情報処理能力とくにプロセシング能力を高めるためにはイメージ訓練が有効です。イメージ訓練をするためには写真集がとても役立ちます。
しかしテキスト(言語)をつかって記述している書籍でもイメージ訓練ができます。本のページを "写真" とみなして、風景写真を見るときとおなじようにページを見ていけばよいのです。
本の見開き2ページを見るときに、デジタルカメラでうつしとるようにイメージ(画像)として意識(心)のなかにページをインプットし記銘するようにします。
フレームに注目したり、見出しやキーワードの空間的な位置や色をしっかり見るとよいでしょう。
例1
例1のページでは、左側に大きなフレームがあり、右側の上下に小さなフレームがあります。見出しは3ヶ所に配置されています。キーワードは赤色と黒色があります。
キーワード・地図・写真などの位置をおぼえるようにします。この本はカラーですのでこうしたことがやりやすいです。イメージ訓練がやりやすい本をさがすことも重要です。
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そして今度は、いったん目を閉じてそのページをイメージとしておもいだします。見出しやキーワードもそれらの位置や色とともにイメージとしておもいだすようにします。
つぎにイメージをおもいうかべて(本は見ないで)キーワードを書き出してみます。書きだす(アウトプットする)ときには言葉にします。
インプットとプロセシングではイメージをつかい、アウトプットでは言語をつかうというのが基本的なやり方です。
このような訓練をした上で、自分にとって重要な本についてはじっくり読んでいけばよいでしょう。
▼ 引用文献
鳥瞰写真をつかってイメージ訓練をする -『感動の絶景! 空から見た世界遺産』-
『感動の絶景! 空から見た世界遺産』(コスミック出版)は、都市・歴史地区の文化遺産を中心に自然遺産・複合遺産を含めた58の世界遺産を空からのうつしい写真 約 100点で紹介しています。巻末には、日本からのアクセス手段や現地での観光ツアーも掲載していて参考になります。
本書は、次よのうなイメージ訓練のために最適です。
- あまり時間をかけないで本書の鳥瞰写真を最後まで一気に見ます。
- いったん目を閉じていま見た写真をおもいだおもいだしてみます。どこまでおもいだせるでしょうか。
- おもいだせた写真については気がついたことを言葉にして書きだしてみます。
この一連の流れが、イメージをつかった情報処理の訓練になっています。世界遺産の鳥瞰写真はイメージ訓練のために最適です。
鳥瞰写真を見ることは情報をインプットすることです。おもいだすことはプロセシング、言葉にして書きだすことはアウトプットです。インプットとプロセシングはイメージをつかってすすめ、アウトプットは言葉をつかうというのが基本に推奨できます。イメージをおもいうかべて言葉を書きだすというところがポイントです。そのためにはインプットがそもそもよくできていなければなりません。
世界遺産関連書には、たとえば『世界遺産検定公式テキスト』のような言語をつかった解説書もあります。しかし言語よりも前にイメージをつかった訓練をやった方がよいです。まずイメージでとらえて、その上に言語的解説をのせていく、あるいはイメージに言語をむすびつけて理解し記憶する方が情報処理はすすみます。世界遺産検定を受検するような人は特にこの点に留意しなければなりません。
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ここでひとつのアナロジーをだしましょう。たとえばデジタルカメラで写真を撮影して、ストレージにデータをファイルします。デバイスをつかえばいつでもそれらの写真(イメージ)を見ることができます。
ここで問題になるのは、イメージファイルは非常に大きなメモリーを必要とし、そのためデバイスの性能も高くなければならないということです。大きな容量と高性能なCPUが必要だというわけです。
イメージではなくテキスト(言語)だけをとりあつかうのであればそのような必要はありません。
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このことと似ていて、人間がおこなう情報処理でもイメージをつかう場合は、大きな意識(心)と高性能な情報処理能力が必要です。イメージは言語にくらべて情報量が圧倒的に多いのです。ここに、イメージ訓練(心象法)やイメージをつかった記憶法にとりくむ大きな意義があります。イメージ・トレーニングを軽視することはできません。
イメージをつかった訓練をくりかえしおこない、イメージをつかった情報処理が自在にできるようになると情報処理は一気にすすみます。大容量のストレージと高性能なCPUを手にいれたようなものです。
以上のことをふまえ、世界遺産の鳥瞰写真をつかったイメージ訓練はとても有効だとかんがえられます。
▼ 引用文献
『感動の絶景! 空から見た世界遺産』コスミック出版、2015年12月10日
感動の絶景! 空から見た世界遺産 (COSMIC MOOK)
人類の歴史を並列的にとらえる - 富井義夫写真集『人類への讃歌』-
富井義夫著(写真)『人類への讃歌』(文化遺産編)は世界文化遺産の写真集です。単なる記録写真ではなく、「人類 五千年の旅の証し」をしめすという明確なメッセージをもったすぐれた写真集であるといえます。
内 容ヨーロッパ編中東・アフリカ編アジア・オセアニア編アメリカ編悲しみの遺産
富井義夫さんは次のようにかたっています。
冷静になって、今まで出会ったさまざまな旅の風物を
横並びにして一望したら、いったい何が見えてくるのか・・・。
そんな試みを可能にしてくれるのが写真のもつ魅了です。
それぞれの世界文化遺産は、歴史的にことなる時代にことなる場所でつくられた建造物などです。本来は同時には見られないこれらの物をまとめて一望できるのが本書の特色です。いわば人類史の圧縮体験ができるのです。歴史は通常は、物語として読みといていくものですが、ここでは、それとはちがう気楽でたのしい歴史のまなび方が可能になっています。この写真集を通して「人類 五千年の旅の証し」を一望し、人類史をあらたな視点からとらえなおしてみることには意義があるとおもいます。
情報処理の観点からいうと、歴史を、物語として時系列に読みといていくのは直列処理です。それに対して写真集をつかったとらえ方は並列処理になります。直列と並列とのちがいに気がつくことが重要でしょう。
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このような写真集からは何が見えてくるでしょうか。
ひとつは、それぞれの地域の文化遺産は、それぞれの地域独自の自然環境から非常に大きな影響をうけてできてきたことがわかります。砂漠と森林、寒冷地と熱帯など、ちがうことはあきらかです。
しかし他方で、そこで暮らす人々は自然環境に一方的に支配されるのではなく、独自の建造物ををつくりだして自然環境に積極的に関わろうとしました。さらに環境の改変もおこなってきました。
このような人々と自然環境との相互作用があったことが文化遺産にはきざまれています。文化には、人間と自然環境とを介在するという性質が本質的にあるということでしょう。
自然環境から人々への影響・作用はインプット、人々が、自然環境に積極的に関与し、環境の改変をおこなったのはアウトプットとよんでもよいでしょう。このようなインプットとアウトプットの両方の歴史があったことが写真集から読みとれます。
▼ 引用文献
世界遺産×富井義夫「人類への讃歌」文化遺産編 (写真工房BOOKS)
▼ 関連記事
地球を知る - 富井義夫写真集『世界遺産 地球への讃歌』-
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